中公文庫<br> 細川幽斎

中公文庫
細川幽斎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 375p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122020832
  • NDC分類 289
  • Cコード C1123

内容説明

室町末期、将軍の側近に侍して活躍、つづいて織田信長,豊臣秀吉に従い、数多くの戦功をたてた細川幽斎は、和歌、連歌の道を極め、あらゆる学術芸能に通暁した当時屈指の文化人でもあった。その波瀾に富む生涯を、細川家十七代当主である著者が、家伝の史料を用いて克明にたどる。

目次

出生
将軍足利義昭と共に
将軍との不和
幽斎と信長
丹波、丹後攻め
本能寺の変
秀吉天下をとる
和歌の日々
田辺籠城
幽斎の死
幽斎の歌集

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

なつきネコ@混乱中

5
細川家に伝わる家譜を細川家の子孫(総理大臣だった細川護煕氏の父親の細川護貞氏)訳した物だが、読み下し文の為に読みにくい。若い頃から細川藤孝は戦で活躍し、信長からの手紙から信用されていたのがわかる。島津家との関係は初めて知った。田辺城籠城戦の記述は多いのは戦国武将の家譜だなと感じた。しかし、気になる本能寺の変の記述は少なく、裏で何かしてたのかという思ってしまう。文末な藤孝が和歌は為になる。我が心 磨き磨きて 世の中の 鏡となりて 人に見られよ。生きる心構えに今でも通じることも、多いな。できる人は違う。2020/07/17

波 環

2
細川家に伝わる家譜を現代語訳したもの。本能寺の変も、関ヶ原の戦いも細川目線から見るとこうなるのか、と思わされる。 細川幽斎は織田信長と同年齢、頼りにされていたのは残された手紙などのありようからわかる。お茶や歌の集まりでの幽斎の中心的な存在感も読み取れる。歌やお茶などに自信のない武将たちは焦っただろう、今のビジネスゴルフのようなもの、密室で根回し場なのだから。 文末にある、幽斎が出仕する若者に書き与えたという奉公の心得が泣かせる。付かず離れず悪口言わずなど。めんどくさい人にばかりり仕えた人の言葉の説得力。2017/08/18

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