内容説明
旧ソ連の崩壊、イラクのクウェート侵攻による湾岸戦争、旧ユーゴスラビアの民族紛争…。ヨーロッパ、旧ソ連から中東に至るまで、世界のパワーシステムは現在、根本から揺り動かされている。この変動がアジア、太平洋地域にも及んだとき、日本はどのような対応を迫られるのか。未来の政治と国際関係を洞察するための必読の書。
目次
第5部 パワーシフトの政治学(決定的な数十年;影の政党;情報戦術;高次戦術;スパイ活動の市場;情報の協議事項;イメージを作る人々;破壊的メディア;「スクリーニー」世代;新暗黒時代への憧れ)
第6部 世界的パワーシフト(世界的「知識要素」;高速と緩慢;未来と社会主義との衝突;均衡としての力;三脚―東京、ベルリン、ワシントン;地球規模の競争組織;自由、秩序、偶然)