内容説明
奉天在住時代、戦後日本の図書館界での活躍等、生涯を図書館事業に尽力した著者が熱情こめて語る。康煕帝・南懐仁のこと、そして実利主義の横行とは裏腹に純粋な教化伝道のため、または学術調査を志して満州、蒙古、シベリアの僻地に入った宣教師やアジア文化史上の先人の足跡を探求し、満州文化史の一面を紹介する名著。
目次
墓と本
蒙古漂流記
黒竜江を下った2人のフランス、ローマ・カトリック僧の話
辺疆異聞抄
300年前満洲に来た日本人の話
康煕帝と南懐仁
南懐仁の満洲旅行記
南懐仁の満洲旅行記後記