中公文庫<br> ビアズリー伝

中公文庫
ビアズリー伝

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 504p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784122016248
  • NDC分類 723.33
  • Cコード C1123

内容説明

夭逝した世紀末の鬼才は、ピカソを始め、竹久夢二や芥川龍之介らにも影響を与えた…。「サロメ」「アーサー王の死」などの名作を遺し、初期アール・ヌーヴォーの創出者となった、ビアズリーの劇的なる生涯を、世紀末を背景に、ワイルドら多彩な人物をもからめ、膨大な資料をもとに活写する。ビアズリー伝の決定版。

目次

始まり 1872―1888年
高い椅子 1888―1891年
旅慣れた紙挟み 1892―1893年
オーブリーとオスカー 1893―1895年
ビアズリー・ブーム 1893―1894年
黄色の流行 1894―1895年
忘却の淵のビアズリー 1895年
上昇する『サヴォイ』 1896年
臨終の『サヴォイ』 1896年
退却 1896―1897年
離郷 1897年
マントン 1898年
長い影

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

73
25歳と7カ月で夭折した天才イラストレーターのオーブリー・ビアズリーのノンフィクション。夜間クラスで数カ月しか、しかも断続的にしか絵の教育を受けていなかったが、美術館で美術の勉強をし文学が彼に深い影響を与えていたようだ。結核という病魔と短期間で結果を出していくことを強いられつつも時代の寵児となっていく辺りが読みどころ。個人的には『一角獣と貴婦人』のエピソードが面白い。そしてビアズリーに影響された画家、作家、芸術家の多い事。それだけ彼の絵の魅力が芸術家に深く影響を及ぼしたという事なのでしょう。これからも…!2016/12/04

氷柱

6
403作目。5月8日から。長かった。文章が固く内容もかなり肉厚。時間がなかったわけではなく積極的に読み進めて10日もかかった。ビアズリーの特殊性を垣間見ることのできる一作。画風から想像できるような生涯を送っていたことがわかる。孤独で偏屈ではあるが、その才能や持前の皮肉さ故によしなにしてくれる友人もいる。ある種病的な作品ではあるが基本的にはフィクションであるというのもまた驚きだ。2018/05/17

由佳

0
ビアズリーに夢中だった時読みました。ビアズリーがどんな人だったのか、はっきりとは分かりませんでしたが、読むうちに少し分かった気がして、嬉しくなりました。

漣 出雲@陰陽の先で鵺が啼く

0
ビアズリーの26年の生涯が事細かに記された貴重な一冊2007/03/15

123456789wanko

0
とりあえずこれ読んでおけ、な一冊。ビアズリーの伝記決定版。というか他にない。ウィキペディアより詳しい内容が知りたい方に。より詳しく知りたい方は巻末の参考文献が便利。2011/01/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/99666
  • ご注意事項

最近チェックした商品