中公文庫<br> 果てしなき流れのなかに

中公文庫
果てしなき流れのなかに

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  • サイズ 文庫判/ページ数 287p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784122015951
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

内容説明

ベストセラー『流れる星は生きている』で知られるように、昭和史と共に、激動の戦中戦後を強い意志と英知をもって生きぬいた著者が、苦闘の半生で得た体験を通して、「いかに生きるべきか」を語る感動のエッセイ集。

目次

1 わが信州
2 生きることの尊さ
3 愛の不毛時代に
4 間違いだらけの教育
5 親子断絶の中で
6 嫁と姑の谷間で
7 老いていかに生きるか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

42
幼子を連れて満州から引き揚げて来たていさんは、亡き祖母と同じ境遇なのでイメージをがかぶります。あの名作「流れる星は生きている」にはかないませんが、藤原正彦さんの母親らしく、歯に衣着せぬ、また1本筋が通った姿勢がお見事ですね。2015/12/21

ジョニジョニ

9
まだ50代半ばの頃の随筆集、のわりには、おばあちゃんみたいな語り口。それはもう、「常に、かなしみと焦りと、いきどおりの中に生きて来たような気がする」人だからなんでしょう。死体に間違われてリュックを奪われそうになった時、「バカヤロー、私は生きているんだ!」と、誰も助けてくれない極限状態の末に、人間を信じないことにした、というのはごもっとも。でも本来、人間は生まれながらに社会性を持つ、と思う。人に信頼されたい、信じたい、というのが自然でしょ。そんなことを考えさせてくれる、マジメな話が好きです。2022/06/19

こぺたろう

6
藤原てい氏のエッセイ集。昭和52年の作品とあるので、自分の生まれる前、世に出た作品のよう。人の悩みや、疑問符の付く振る舞いというのは、案外時代が変わっても同じなんだなと思いました。「流れる星は生きている」で受けた力強さを感じられる本。2022/11/02

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