内容説明
昭和時代の重み、それは何によるのだろうか。平和とあふれる豊かさのなかで、戦争と貧困の昭和は急速に忘れられつつある。失われゆく印刷物を掘り起こし体験を通して激動の時代を再構築する。
目次
震災と復興(関東大震災;文化生活;家庭電化;文化的アパート ほか)
大衆と文化(円本ブーム;マスコミ・マスセール;前衛の映画 ほか)
旧市内と新市街(自転車とリヤカー;三輪トラック;郊外電車;東京の市電 ほか)
内地と外地(日ソ漁業交渉;カムチャッカの漁区;朝鮮の米;日本人村 ほか)
産業報国と職工(二・二六事件の頃;職工と住込、日給;戦時下の就職;多能工・単能工 ほか)
配給と暮らし(白米と玄米;米穀配給通帳;育児用粉ミルク;輸入塩 ほか)
外地と戦力(南方と経済新体制;二宮金次郎の行方;国内炭と撫順炭 ほか)