中公文庫<br> 自滅の戦い

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中公文庫
自滅の戦い

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784122015500
  • NDC分類 210.7

内容説明

青年将校と暗殺団による武力の威嚇、そして官憲による言論の圧迫と権力の濫用―昭和維新とは日本を破滅に導くことであった。昭和初期の軍部の台頭から日中・太平洋戦争を経て敗戦に至る暗黒の日日の渦中で、毅然と昭和維新に抗した、一知識人の孤独な戦いと自省の記。

目次

前篇 自滅への道(軍縮と暗殺の脅威;北一輝の思想と日米戦争の遠因;橘孝三郎の愛国革新運動;九・一事変の前後;血盟団事件;農民と陸軍による革命―アントン・ツィシュカの観察;蘆溝橋事件の真相とその発展;ナチスに支配された日本;近衛内閣と三国同盟および新体制;仏印進駐より対米開戦まで;自滅の戦い;勝敗の計算;爆撃の惨禍;言論圧迫と虚偽の宣伝)
中篇 反戦苦闘十余年(反産運動;粛軍論;ユダヤ人排斥問題;三国同盟反対運動と七・七事変終結論;渡辺経済研究所の設立;第二次欧州大戦と日本の立場;日本と米国および英帝国との貿易関係;近衛総理および重臣らに対する建言;反戦講演;『臣民の道』を読みて;一茶寮舌禍事件―投獄;最後のもがき)
後篇 戦争責任論(開戦の責任;戦争終結についての責任)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

がんぞ

3
原版は昭和22年刊『自滅の戦ひ』。著者は昭和12年まで衆院議員。戦後東宝社長。英米を敵に回すは愚の骨頂が持論。戦中も東条内閣に対し降伏交渉を進言し19年10月投獄された。満州事変当時、日本の国策運用はナチス第五列に乗っ取られていた、三国同盟に米国通商協定破棄は当然の経済制裁との論調。対米開戦すれば必然的な日本の敗北により民族の回復を願う中韓の陰謀であったかも知れない。ドイツ学者ツィシュカの上海事変直前の分析を引き日本の農民は窮乏しており新天地を求める圧力は大きかったと占領下に米豪の日系移民禁止を婉曲に非難2014/03/12

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