内容説明
だれでも、幼い日から馴れ親しんできたイソップ寓話。教訓と批評をこめた、楽しくていくらか若い、「人生の知恵」の見事なショート・ストーリーを、あなたはいくつ知っているでしょうか。１０年余の研究成果を示す、３５８話の新解読による、文庫オリジナル版。
目次
１ 誇り高い奴隷―不屈の魂を守る条件（身軽であること；あるがままで居直れること；錯覚を排すること ほか）
２ 味方を選ぶ―現実の行ないで真偽を見抜け（信頼のおける味方とは；当てにならない人たち；甘えや依頼心からではなく ほか）
３ 敵―あなどるな、しかし、恐れる必要はない（悪に気を許すことは禁物；巧妙な悪だくみも見抜くことができる ほか）
４ 日常の心がけ―怠りなく知恵を鍛える（神とのつき合い方；つねに危険にそなえる ほか）
５ 悪党どもへの警告―悪は必ず滅びる（仲間を売る者たちの誤算；天につばきする者たち ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まじかな？
3
北風と太陽ってイソップ童話だったんだーという驚き。 悲しみや危険に会いたくなかったら、仕事や義務を怠らないようにしなくてはならないか・・・ うーん分かっちゃいるんだけどねー 難しいんだよねー(*´ω｀*)2013/11/07
ともりん
1
自己啓発本を読むよりも長い時間生き残り続けている古典を読むほうがいい。短い物語一つ一つに対する示唆と自分の過去の行いを照らし合わせる作業は、この夏休みの日の一大イベントだったなぁ。定期的に読み返したいところだが、ちょいちょい挟んでくる物語の示唆については偏りを感じることもある。また、何故鷲なのか、鴉なのか、牛なのか、蛇なのか、そこに対する示唆も興味がある。ほかの人のイソップ寓話集も読んでみよう。2018/09/03
コアラのフージ
0
「何という見事な頭だろう。しかし、脳みそは持っていない」印象深い言葉っす。2011/12/06
