内容説明
ピカソ、ゴッホ、そしてモディリアニ。青年の日に深い衝撃と決定的な影響をうけ、今なお心を捉えて離さない天才たちの神話と芸術を、自らの青春と重ね合わせて描く白熱のエッセイ。
目次
私のピカソ
ピカソ断片
私のゴッホ
私のモディリアニ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
2兵
3
タイトルと表紙に惹かれて読みました。ピカソは青の時代、ゴッホは弟テオとの交わり、モディリアニは著者が読んでいた小説(映画「モンパルナスの灯」の原作?)を中心に論じられています。各々の技法や画家としての人生を知ることができるだけでなく、彼らと著者の、絵画展や小説を通じた関わり、そして自らも絵筆を取る著者の三者に対する熱い想いがひしひしと伝わってくる文章集でした。個人的には青の時代のピカソをもっと知りたくなりました。2024/06/07
meg
1
情熱を超えた遙かなる地平線の先に。画家というひとりの人間は果たして。 さまざまな評論と異なる何か光る輝き。素晴らしい本。2022/10/18
masawo
0
モディリアーニに興味を持つきっかけになった。
shimauma_man
0
画家であり小説家の池田満寿夫によるピカソ・ゴッホ・モディリアーニの私的青春美術家論! フジタと岡本太郎が実際にピカソに触れて同じ時代を生きたのに対して池田満寿夫は戦後の日本の片田舎で数少ない資料の中からビュッフェとピカソに衝撃を受ける。 端から見ると戦国時代に乗り遅れた伊達政宗のよう。 この本の中では3人の画家以外によく例に出てくるのはビュッフェとセザンヌ。 あとゴーギャンもかな。 青年池田満寿夫は同じ日本人のフジタと岡本太郎をどう思っていたのか? 非常に気になる。 2015/01/29
mi2
0
「印象派を超えて」を見て購入。絵画を見るのに理解は必要か?2014/04/02