内容説明
官界・財界で話題の元駐日英国大使の世界的視野に立つ日本論―在任中、真の英国理解を訴えて北海道から沖縄まで、日本全国をかけ巡った行脚の記録と、日英交流のながく深い歴史をふまえて、世界における日本の現在と将来を語る数々の講演を収める。
目次
英国大使のTOKYO日記
ダイエルズ夫人おトメさん―北海道
イザベラ・バードの旅―青森
芭蕉との出会い―岩手
魅力的な町―秋田
わが友ドア教授のこと―山形
因縁浅からぬもの―宮城
医官ウィリスと会津―福島
佐渡の夜の思い出―新潟
偉大な陶芸家―栃木
原子力の平和利用―茨城
開港資料館の開館によせて―神奈川
懐しい信州―長野
ワインと絹と―山梨
家康とセーリス船長―静岡
歴史的建築物の保存継承―愛知
松林と白い城壁―石川
俳聖芭蕉のふるさと―三重
湖国と英国人―滋賀
雪の高野山―和歌山
英国人の見た昔の大阪と神戸―大阪・兵庫
心ひかれる備前焼―岡山
博文とアーネスト・サトウ―山口
人と風土を懐しむ―中国地方
パークス公使と後藤象二郎―四国地方
リーフデ号のアダムズ―大分
もうひとつの神風―佐賀
ネルソン提督の遺髪―長崎
薩摩の西洋医学の父ウィルス―鹿児島
触れてみたい素顔―沖縄
日本の旅、英国の旅
日本と英国―陶磁器を通じての結びつき
ロマンの刻印日本古地図
日本と英国を比較して
英国は階級社会か
期待される日本の国際化
アジアにおける日本と英国の役割
今後の日英関係を考える
世界、日本そして英国