中公文庫<br> 秘録 東京裁判

中公文庫
秘録 東京裁判

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  • サイズ 文庫判/ページ数 290p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122013421
  • NDC分類 210.75

内容説明

弁護団の中心人物であり、また東条被告の主任弁護人でもあった著者が、文明の名のもとに行われた空前の戦争裁判に鋭く迫り、昭和史の、そして20世紀の何たるかを問いかける。

目次

終戦時の表情
東条自決
無条件降伏に非ず
裁判の開始
裁判手続き
弁護人らの関心事
検察側の想定
冒頭陳述とその批判
立証された事実
不可解な事件
裁判に現われた三つの日記
歴史に残さるべき重大問題
東条口供書
そのころの生活
A級戦犯以外ではあるが
判決をどう受け取るべきか
東条遺言の摘記
遺骨と戒名
裁判より得たる教訓
冒頭陳述

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobody

8
植松聖は真顔で社会のために大量殺戮を敢行したといっている。その主張に頷く者はないが、「八紘一宇は平和思想」には同調する者がいるどころではない。今日現在体制的思想となりおおせている。東京裁判でこの主張を為すのは逆に連合国側に重罰を促進することになるのが判らぬのはバカか狂人であり、そのバカ狂人思想が今日現在の体制的思想なのである。人種差別廃止は開国以来の国民的熱望で、そのための道徳慣習の改革を実行中なのだそうだ。たまたまサイパン玉砕を扱うETV特集を観たが、チャモロ人生存者が日本兵教官から「お前らは三等国人、2023/08/28

cricketsmoker

0
著者は東京裁判の弁護団副団長だった人。始めから勝者による報復と見せしめの意味合いが強かった東京裁判で、被告の弁護を通じて日本の立場を主張をしようと奔走したことの記録。しかし、著者らの必死のはたらきにも関わらず、負けて裁かれる側から見たら軍事裁判には公平さもへったくれもないわけで、負け戦の惨めさを思うとなかなか。2018/05/08

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