中公文庫<br> オリエント・エクスプレス物語 - 大陸横断寝台列車

中公文庫
オリエント・エクスプレス物語 - 大陸横断寝台列車

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  • サイズ 文庫判/ページ数 311p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122011182
  • NDC分類 686.23

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

51
【鉄道月間・31冊目】 クリスティのあの作品で、名探偵と邂逅した国際寝台車会社の重役は、なぜポワロと同じベルギー人だったのか。発想の元がこの本でわかった。路線を持たず、車両とサービス全般を提供するシステムで、事実上の国際列車を走らせ、列車の旅を苦痛から快適に一変させ、その社名を世界にとどろかせた、創立者のナゲルマケールス青年がベルギーの人だから、ということ。本書はその伝記、二度の世界大戦とのかかわり、そして著者による、オリエント急行の車掌体験のレポート。痛快で楽しく、一度乗ってみたかったと思わせてくれる。2022/04/27

あくび虫

3
チャーミングな筆致で、読んでいてほっこりしました。情感豊かでややオーバー、半分小説のようです。古き良き時代の香りを感じられてとても素敵。2018/11/23

Takaki Kondoh

1
ブルートレインの寝台を再利用したホテルが話題だが、自宅以外の「機能的な」寝床というのが憧れを刺激するのかも。しかもそれが大陸を横断すれば憧れはいや増す。まずはリンカーンが南北戦争の真っ最中、軍に護衛させて太平洋と大西洋を結ぶ5000キロの鉄道を作らせるのが始まり。ここで既にわくわく。しかも本書は寝台や食堂車の内装や調度の豪華さやメニューに目を向け、図解もたっぷりでさらにわくわくした。で、好きなところに付箋を貼ってたら付箋だらけに(笑)。ロシア革命がなければパリ発東京行きも実現していたらしい。残念だ。2016/12/15

Tatsu

0
内容は面白かったが車両構造への突っ込みが少し浅かった気が・・・。2012/10/10

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