感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
17
著者も母の所有物だったことが分かる。祖母は、孫も所有物にした。だから、著者の息子は祖母を亡き者にし、自死したのだ。どこまでも、著者にとっては優しい子だった。優しすぎた。2023/04/15
犬都歩
3
孫息子が祖母を殺害したのち自殺した事件の、息子の母であり、祖母の娘である女性の手記。私はこれは息子を取り巻いていた家庭環境こそ魂の殺人だと思っているし、99.9%息子に同情します。一個人としての自我や自尊心を日々粉砕され続ければ、そりゃ絶望と憤怒が醸成されるだろうし、祖母や世間への憎悪に満ちた遺書(なかなか読ませる名文)を書きたくもなるでしょう。それにしても「大衆を憎むエリート」だった彼の遺書を、「エリートを憎む大衆」だった宅間守が読んだらなんて言ったかなぁ。誰か読ませてみてくれればよかったのに。2023/07/16
kiki910
1
最後に載っていた「遺書」は、私の理解の範疇を超えていました。
丰
0
Y-202004/03/18
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- 和書
- おつきさまのさくせん