感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
wuhujiang
1
上巻は東条内閣倒閣運動が主。内容についてここが正確・ここが不正確と言えるほど知識はないが、読んでいてもやもやする内容であった。近衛グループは東条内閣に見切りをつけ倒閣に動くのだが、なんとも煮え切らない行動しかしない。倒閣の方法は高松宮を通して天皇の東条に対する信頼を揺るがすという間接的なものだし、東条後の内閣についてはいろいろな名前が出るが一定しない。結果として東条内閣はサイパン陥落まで居続けたし、後継の小磯内閣には全く影響力を持てず、和平も進まなかった。この点近衛らは批判されてしかるべきだろう。2024/03/20
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