感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
6
エッセイ集だが、なぜか後半にベルグソン論の翻訳が一編。「鶏を飼う」と偽学生の話が面白い。襟章を強奪される学生が続出する。職工の若者が真昼間に強奪してたりするらしいが、一握りのエリートに対する憧れがあるから。帽子屋でも偽の襟章を販売していたりしたそうだ。外見だけでもエリートの格好をして女学生の軟派に使ったのだろうか2016/09/06
Auristela
0
思想ものより、語りかけるような彼のまわりの歴史の方が面白い。2014/04/06
deltalibra
0
日付曖昧2013/05/30
寛理
0
「開店休業」を唱えたエッセイ集で、『復興期の精神』ほど面白くはないが、やはり読むべきものだった。ただ、映画のセット撮影を批判して、騙されるのが嫌いと言ってるのはどうか。個人的には「騙されたくない」とはあまり思わない。チボーデの論文の翻訳も載っており、フローベールとベルクソンを並べている点が良い。2020/08/28
じろう
0
林達夫らしく韜晦的でわかりにくい。これが全て昭和14,15年に書かれたものとはなんかよくわからないけどすごい。ポストモダンの1980年代に書かれたと言われても通りそうでわからないけどひょっとしたらすごいのかも。2018/04/03