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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koo
7
1964年作。ヒマラヤの架空の町カムドンで日本人カメラマンの不審死に疑問を持った友人毛利が事件の真相を究明するのがメインストーリー。友人の為に毛利が旅先を尋ね回るスタイルでストーリーが異国情緒たっぷりな自然描写と共に進行する序盤は読みどころながらかなり冗長。中盤からは一転宝探し、巻き込まれ型スリラー風になりペースアップしますが、謎解き興味は一旦薄れます。しかし終盤に至って、それまでの様々な伏線が回収され事件が再構成され、真犯人が指摘される流れは見事、エピローグにも軽い驚きがあり、まずまずの佳作でした。2025/05/25
kanamori
0
☆☆☆2011/10/17