中公文庫<br> 世界の歴史 〈14〉 第一次大戦後の世界 江口朴郎

中公文庫
世界の歴史 〈14〉 第一次大戦後の世界 江口朴郎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 507p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122002197
  • NDC分類 209
  • Cコード C1120

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紙狸

10
文庫版は1975年刊行。第一次大戦の復習に読んだ。編者は江口朴郎。筆者は4人。江口朴郎はマルクス主義歴史学者として有名だったなと思い出した。だが、この巻はマスクス主義の教条主義におちいっていない。エピソードが豊富で読み進めやすい。第一次世界大戦後、「民族自決」の理念にもとづいて東中欧にポーランドなど新興諸国家が生まれた。「これらの諸国家は英・仏にとって、ソヴィエト、ドイツにそなえるための衛星国だったのだ」。「民族自決」は、21世期の今日でも世界のあちこちで独立の動きを支えている。古くて新しい問題だ。 2020/01/08

coolflat

10
第一次世界大戦~世界恐慌直前の1914年から1920年代までの歴史。第一次世界大戦後のヴェルサイユ体制が主な内容。ヴェルサイユ体制の大雑把な内容については次の通り。ロシア革命に対する西側各国の武力干渉は失敗し、西側は社会主義国家ソ連を名実ともに承認せざるをえなかった。やがてこのヴェルサイユ体制を支えているドイツに社会的崩壊の危機が迫る。1923年、フランス・ベルギーがドイツの賠償不履行を理由にルール地方を占領する。このドイツの危機はドーズ案によって回避された。 2016/03/14

読書実践家

6
第一次世界大戦と総力戦。そして、世界恐慌からファシズム国家の登場まで。2016/03/29

読書実践家

5
第一次世界大戦への過程がよく見える。2016/04/21

Hiroshi

3
1914年の第一次大戦から1929年の大恐慌前迄の本。ボスニアの首都サラエボでオーストリア皇太子が暗殺された。ボスニアはセルビアとの併合を望んでいたが、オーストリアに併合された事情があった。ウィルヘルム2世が空手形を発したために戦争となった。オランダ・スペイン・スカンジナビア諸国は中立国だ。ドイツはシュリーフェン・プランで進軍。だが数ヶ月で膠着状態となり塹壕戦となる。トルコ・イタリア・日本も参戦する。ドイツは短期戦を想定していたが、失敗して長期戦となり総戦力体制が敷かれた。タンク・毒ガス等の新兵器も登場。2023/02/07

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