中公文庫<br> ペスト

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中公文庫
ペスト

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  • サイズ 文庫判/ページ数 401p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122000599
  • NDC分類 933
  • Cコード C1197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てつ

40
ここに書かれていることは、医学の未成熟という点を除いては、今の世界にそっくりあてはまる。今、読むべき本。2020/05/05

宇佐見

2
深夜の馬鹿力より。何度も繰り返し同じようなことが書かれているので頭に入ってこない場面多数。反復は強調。忍耐が必要。ただし、現在の状況とほとんど同じようなことになっている当時のロンドンの反省を、我々は生かしているのかという疑問も。印象に残ったのは、序盤の法令の数々。これが機能していれば。妻子の凄惨な埋葬を目撃する夫。潜伏期間に周囲に疫病を拡散させる無知な市民。多数の産業が打撃を受けた経済界。ロンドン大火で復活する流れも興味深い。行政が必死で貧困層をカバーしようとする姿に感銘。★★★☆☆2020/11/27

司書見習い

0
1664年のイギリスにおけるペスト大流行を描いた小説。 危機に直面したときの人の反応がリアル。初めは「どうせ大した事ない」と否認し、直面すれば藁にでもすがりつくか刹那的になるが、喉元過ぎれば熱さを忘れる。 秋口に入り、まだ病気が完全に収まっていないのに警戒を解き始める人々には覚えがある。緊張感の持続は難しい。 病気の原因についてすら明らかでない頃だったので、経験則でしか病を防げない。しかし後手に回ればもうどうしようもないほど蔓延しているという状況の絶望。2016/09/28

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