出版社内容情報
数学における「正しさ」とは何だろうか。公式や証明は絶対的に正しいもので、揺るぎない「神の知」だと思っている人も少なくないだろう。しかし数学を創ったのが人間である以上、究極的には仮説的で暫定的であることを免れない。ならば「正しさ」「美しさ」は、数学という営みにおいてどんな意味を持つのか。「真の正しさ」「美しさ」に正面から対峙した伝説の書に、「数学とは何なのか」を論じる「後奏曲」を加筆した増補決定版!
内容説明
数学における「正しさ」とは何だろうか。公式や証明は絶対的に正しいもので、揺るぎない「神の知」だと思っている人も少なくないだろう。しかし数学を創ったのが人間である以上、究極的には仮説的で暫定的であることを免れない。ならば「正しさ」「美しさ」は、数学という営みにおいてどんな意味を持つのか。数学の「真の正しさ」「美しさ」に正面から対峙した稀有の書に、「数学とは何なのか」を論じる「後奏曲」を加筆した増補決定版!
目次
第1部 人間と数学(計算できる記号;ウサギとカメ;ビールのパラドックス;コンピューターと人間)
間奏曲:数学の美しさ
第2部 記号と意味(組み合わせの数;パスカルの半平面;ドッペルゲンガー;倒錯した数)
エピローグ:数の系譜
後奏曲:数学の正しさ
著者等紹介
加藤文元[カトウフミハル]
1968年仙台市生まれ。1997年、京都大学大学院理学研究科数学・数理解析専攻博士後期課程修了。九州大学大学院数理学研究科助手、京都大学大学院理学研究科講師、京都大学大学院理学研究科准教授、熊本大学大学院・理学研究科教授等を経て、東京工業大学理学院数学系教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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