中公新書<br> 発想法―創造性開発のために (改版)

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中公新書
発想法―創造性開発のために (改版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121801364
  • NDC分類 002.7
  • Cコード C1230

出版社内容情報

ここで語られる「発想法」つまりアイディアを創りだす方法は、発想法一般ではなく、著者が長年野外研究をつづけた体験から編みだした独創的なものだ。「データそれ自体に語らしめつつそれをどうして啓発的にまとめたらよいか」という願いから、KJ法が考案された。ブレーン・ストーミング法に似ながら、問題提起→記録→分類→統合にいたる実技とその効用をのべる本書は、会議に調査に勉強に新しい着想をもたらす。

内容説明

ここで語られる「発想法」つまりアイディアを創りだす方法は、発想法一般ではなく、著者が長年野外研究をつづけた体験から編みだした独創的なものだ。「データそれ自体に語らしめつつそれをどうして啓発的にまとめらよいか」という願いから、KJ法が考案された。ブレーン・ストーミング法に似ながら、問題提起→記録→分類→統合にいたる実技とその効用をのべる本書は、会議に調査に勉強に、新しい着想をもたらす。

目次

1 野外科学―現場の科学
2 野外科学の方法と条件
3 発想をうながすKJ法
4 創造体験と自己変革
5 KJ法の応用とその効果
6 むすび

著者等紹介

川喜田二郎[カワキタジロウ]
1920年(大正9年)、三重県に生まれる。1943年、京都大学文学部地理学科卒業。大阪市立大学助教授、東京工業大学教授、筑波大学教授、中部大学教授を経て、KJ法本部川喜田研究所理事長、元社団法人日本ネパール協会会長、ヒマラヤ保全協会会長。民族地理学専攻。理学博士。1958年、西北ネパール学術探検隊長。昭和53年度秩父宮記念学術賞、マグサイサイ賞、経営技術開発賞、福岡アジア文化賞受賞。2009年7月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おたま

44
書名は知っていたが、上野千鶴子が『サヨナラ、学校化社会』の中で、自分のゼミ学生に論文の発想法として伝授していることを知って、読んでみた。全体は実験科学と対比される野外科学(フィールドワーク、取材等)の方法論の構築であり、ブレーンストーミングやKJ法、パート法等が緊密に連携されて提示されている。特にその中で発想、創造の核となっているのがKJ法(名前の由来は川喜多二郎の頭文字からきている)。取材したこと、調査したこと等をカードに書き出し、その繋がりをカードの空間配置に置き換えることで思考の「見える化」を図る。2023/08/05

藤森かつき(Katsuki Fujimori)

25
あまりにも有名なKJ法。様々な場面で見聞きしているにも拘わらず、それがどんなものであるかは曖昧というか、よく分かっていなかった。今でこそ、いろいろな発想法が出回っているけれど、この本が執筆された52年前当時は、発想法、というもの自体が世の中になかった、というのが驚きだった。0を1にするのは、並大抵のことではない。ブレーンストーミングの後でKJ法を用いるという、合わせ技がお勧めのようだ。集団で行うKJ法がメインなので、一人でもやれる方法が知りたいなぁ、と思った。なので思索体験については、とても参考になった。2019/08/13

とーんぷーん

18
KJ法については、仕事でもブレインストーミングの後に使っている。今まではなんとなく使っていたのだが、これを読んでみて、本当の発想まではたどり着いていなかった気がした。グループ編成した材料をA型に従って図解し、それに基づいてさらにB型に移行する方法。グループ編成は、小チームから大チームへが正しい、些細なヒントをけっしてバカにしてはいけない。もっと柔軟な発想をするために、ツールとしてのKJ法を正しく理解しようと思った。2021/02/13

ヴァン

13
非常に著名な本であるが初めて読んだ。個人の頭の中にある発想をどのように集積し、活用していくか、その技術と実践について述べている。2019/02/02

おせきはん

11
アイデアを出した後にグループを小チームから大チームに編成していくことをはじめ、KJ法のもともとの考え方を確認できました。2017/09/04

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