中公新書<br> ドナルド・ダックの世界像―ディズニーにみるアメリカの夢 (復刻版)

中公新書
ドナルド・ダックの世界像―ディズニーにみるアメリカの夢 (復刻版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121707109
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C1270

内容説明

ドナルド・ダックはミッキー・マウスとともに、今日ではさまざまなキャラクター商品でも親しまれている。だがその実像はというとほとんど知られていない。あの姿に先立って声が「発見」されて以来、ミッキーをしのぐ人気の傑出したキャラクターに育てられるが、のちにはその行動が第三世界から批判されることになる。この文化ヒーローの活躍をとおしてディズニーの世界を分析し、コミックスという娯楽メディアのあり方にも触れる。

目次

1 私のドナルド・ダック体験
2 はじめにミッキーありき
3 ミッキーからドナルドへ
4 ドナルドの声を演じた男―ダッキー・ナッシュ
5 ドナルド・ダック、南米へ
6 戦時下の国民英雄、ドナルド
7 カール・バークス―コミック・ブックのダックマン
8 ドナルド対三人の甥たち
9 アンデスの四角いタマゴ
10 アンクル・スクルージの金銭哲学
11 第三世界からの攻撃
12 ドナルド・ダックの新世代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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3
もとからすきだったドナルドダックがもっと好きになりました。昔のコミック、ぜひ読んでみたい!2014/10/14

matsumoto@読書中

2
ミッキー・マウスも好きだが、お調子者でかんしゃく持ちで人間的な(?)ドナルド・ダックはもっと好きだ。本書は、ドナルドのオリジンやキャラクターなどについて解き明かした好著。アニメにとどまらず、コミックについてもくわしく書かれている。著作権の関係で入っていない図版が加われば、完璧なのですが…。2013/02/15

踊る猫

0
☆☆☆2010/06/07

tt23836148

0
ドナルド・ダックというキャラクターからディズニーもといアメリカの資本主義的帝国主義を読み取ろうとすることが出来る。 現在ディズニー(アメリカ)は所謂ポリコレが叫ばれてから久しいが何故それが必要になったのか、気を使う必要が生じたのかが、これを読めば分かる。 個人的に特に白眉だと思ったのが11章「第三世界からの攻撃」でこれにはアメリカ外から見た、アメリカ(ディズニーの世界)の矛盾、問題点があぶり出されており、 古い本(80年代)ながら、無意識に受け入れてたことが、意識に上がり今でも気付かされることが多かった。2021/11/02

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