中公クラシックス<br> 戦史

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中公クラシックス
戦史

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  • サイズ B40判/ページ数 338p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121601445
  • NDC分類 231.4
  • Cコード C1220

出版社内容情報

文明対野蛮に文明が勝つとは幻想だ。アテナイはペロポネソス戦争に敗北、文野の戦いにスパルタが勝利した。古代の教訓を学べ。

内容説明

二十七年間の戦争は何をもたらせたか。制海権争覇をかけてアテナイとスパルタが争ったペロポネソス戦争を、かくも冷静に観察した男。

著者等紹介

トゥキュディデス[トゥキュディデス] [Thoukydides]
前460ころ~前400ころ。古代ギリシアの代表的歴史家。アテナイの名門に生まれ官職に就くが、トラキア方面の防衛責任者となるもスパルタ軍に要地を奪われ、20年にわたり追放生活を過ごす身となる。追放中にアテナイ対スパルタの争覇戦『戦史』を記述した

久保正彰[クボマサアキ]
1930年生まれ。西洋古典学者。53年ハーヴァード大学卒業(古典語学、古代インド語学専攻)。57年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。成蹊大学助教授を経て67年東京大学教養学部助教授、75年教授。91年退官、名誉教授。92年に日本学士院に選任され2007年より第24代院長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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泰然

34
元々肥沃ではない地理であったが、海上通商経済を通して徐々に国力を磨き、ペルシアの侵攻を破った貢献によって、国際政治の中心となったアテナイ。塩野女史の言葉を借りればギリシア世界は言うなればイノベーターな短距離走者でアテナイは様々な賢人や智将を排出したものの、ペロポネソス戦争で崩壊した。著者が追放生活のなかで記した歴史は、地中海風土の神話や英雄談の要素を排して政治力学のリアリズムと指導者の本質を実証的に記し、戦略と人間の関係を洞察する。「話を目で眺め、事実を耳で聞く」人間の存在の危険性の警鐘は現代でも響く。2023/06/24

松本直哉

25
政策をめぐって、あるいは叛徒の処刑をめぐって、賛成派と反対派がかわるがわる立ち、条理を尽くして演説する場面はプラトンの対話篇そのもの。民主制といってもやはりペリクレスのようなカリスマが必要とされ、彼が去ったあとは混乱をきたすあたり、民主主義の限界が見える気がする。アテナイを襲う疫病の場面は『オイディプス王』そのまま。エウリピデスの劇を読むと、ある種の終末感といおうか、滅びへの予感が垣間見えるのだが、戦争に疫病に、内憂外患が重なって、次第に凋落してゆくアテナイという時代背景を考えれば納得がいく。2024/06/07

masabi

14
【概要】ギリシア世界を二分したアテナイとスパルタが対峙したペロポネソス戦争を記した歴史書。抄訳。【感想】英雄譚ではなくあくまで戦争が主題で、開戦までの経緯・戦闘・和議交渉などを具に書き残す。要所要所でぶたれる演説がよく、優劣を問わず各位の目的を果たそうとレトリックで飾り正義や利益、名誉に相手に訴える。覇権国の新興国に対する恐れ、欲のために和平を結ぶ機会を逸し泥沼の戦闘にもつれる、利益を求めて同族と対決するといった戦争の様相が描かれる。国際政治学の古典とされるのも納得の一冊だ。2023/12/01

mkt

5
戦史の中で、いくつかの演説が記されているが、その内容に学びが多い。戦史なので戦い方等が参考になるかと考えていたが、演説で記されている内容の方が、考えさせられる内容となっている。/演説の一例(一部抜き出し):人は進んでゆずる相手にはおのれも恨みを残さず勝ちを譲るが、あくまでも勝たんとする増上慢に対しては、おのれも思慮を捨てて勝負に生命を賭する/ 20201120読了 338P 47分2020/11/20

遊未

4
内容はポリスの内乱とペロポネソス戦争。その戦争一年目のペリクレスの演説は引用している本は多く有名だが、その後疫病に苦しむ人々にペリクレスが何を語ったか?支配者であるとはどういうことかと理想ではない現実を語っている。著者は内乱を契機として始まる災厄について「人間の性情が変わらない限り、・・・未来の歴史にもくりかえされるであろう。」と語る。本としては地図の数を増やし、見やすくわかりやすいものにしてほしかった。1ページ分ではとても無理。そして、本文も省略部分が多すぎるのでせめて分量的に2冊は必要かと思う。2014/06/18

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