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中公クラシックス
国富論〈3〉

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  • サイズ B40判/ページ数 471p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121601162
  • NDC分類 331.42
  • Cコード C1233

内容説明

重商主義を経済効率性、道義性から批判、国家の第一義たる国防・司法のあり方を述べる。

目次

第4篇 経済学の諸体系について(承前)(戻税について;奨励金について;通商条約について;植民地について;重商主義の結論;重農主義について、すなわち、土地の生産物がすべての国の収入と富の唯一またはおもな源泉だと説く経済学上の主義について)
第5篇 主権者または国家の収入について(主権者または国家の経費について)

著者等紹介

スミス,アダム[スミス,アダム][Smith,Adam]
1723~1790。イギリスの経済学者。古典派経済学の祖。スコットランドの港町カーコルディに生まれる。グラスゴー大学に学び、道徳哲学者F・ハチソンの影響を受けた。さらにオックスフォード大学のベリオル・カレッジに学んだが、中退。1751年グラスゴー大学の倫理学の教授に就き、翌年道徳哲学の教授に転ずる。59年『道徳感情論』を刊行。76年には政治経済学最初の体系『国富論』を公刊、87年にはグラスゴー大学総長に選任された

大河内一男[オオコウチカズオ]
1905年(明治38年)東京生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学教授、同総長を経て、名誉教授。経済学博士。社会思想史・労働問題専攻。1984年(昭和59年)逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ブルーツ・リー

4
経済学の古典。源流と言ってもいいような本。 源流の時点で、既に「自由」が叫ばれているのが、経済学なんだな、と思った。 但し、この段階での「自由」は「倫理」と一体になっており、今の経済学のように、「貨幣の価値を最大化するためならば何をやってもいい」という事にはなっておらず、一定の歯止めはかかっていた模様。 本書では、植民地をめぐる問題等で、今日的な観点からは「あれ?」という記述も無くは無いが、しかし経済学と倫理は、本当は一体でなければならないんじゃないかと感じた。 今日の経済学にも、倫理は含まれるべきでは。2021/11/03

(@_@)

0
IIIは資本や経済学の諸体系(承前)、主権者や国家の収入について。現代だと叩かれそうな「三人の子供を生む結婚のほうが二人しか生まない結婚よりも生産的であるように、農業者と農業労働者の労働のほうが、商人、職人、製造業者の労働よりも生産的だということは確かである」というお言葉がある一方で、「独占は資本の自然的配分を攪乱するものであり、貧国にとっても富国にとっても有害である」「奨励したり抑制したりするいっさいの主義政策は、社会の進歩を遅らせる」などの有難いお言葉が沢山ある。2018/10/30

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