出版社内容情報
天体観測から得た地動説により宗教裁判で断罪された異端の科学者ガリレオが、教会におもねる偽学者を告発し科学の絶対性を提起した書
内容説明
教会におもねる偽学者を告発し、科学の絶対性を提起した書。
著者等紹介
ガリレオ[ガリレオ][Galilei,Galileo]
1564~1642。イタリアの天文学者・物理学者。実験および数学的論証による近代自然科学の方法を確立した。イタリアのピサ郊外に生まれる。1584年医学進学を放棄し、ピサ大学を中退。1589年ピサ大学数学講師、1592年パドヴァ大学数学正教授に就任。振り子の等時性、落体の運動、運動の相対性などの力学上の諸法則を発見。自作の望遠鏡で天体を観測し、月の凹凸、木星の四つの衛星、太陽黒点、金星の満ち欠けなどを発見してコペルニクスの地動説を支持したが、宗教裁判でその放棄を命ぜられる。異端者として幽閉された
山田慶兒[ヤマダケイジ]
1932年(昭和7年)福岡県生まれ。京都大学理学部宇宙物理学科卒業。京都大学大学院文学研究科西洋史学専攻修士課程修了。京都大学人文科学研究所、国際日本文化研究センター教授を歴任。現在、龍谷大学客員教授。専門は科学史。『黒い言葉の空間』で大佛次郎賞、中国古代医学史研究でA.L.Basham Medal受賞
谷泰[タニユタカ]
1934年(昭和9年)福岡県生まれ。京都大学大学院文学研究科西洋史学専攻博士課程中退。京都大学人文科学研究所助手、同志社大学工学部助教授、京都大学人文科学研究所助教授を経て、82年同研究所教授。97年(平成9年)京都大学名誉教授。専門は西洋史、社会人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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