中公クラシックス<br> リヴァイアサン〈2〉

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中公クラシックス
リヴァイアサン〈2〉

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  • サイズ B40判/ページ数 410p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121601087
  • NDC分類 133.2
  • Cコード C1231

出版社内容情報

ローマ法王庁の支配を否定し、平和維持のために宗教から独立する王権の絶対権力確立を説く。二十六章以降を収め、年譜、索引を付す

内容説明

ローマ法王庁の支配を否定し、宗教から独立する王権の絶対権力確立を説く。

目次

第3部 キリスト教的コモンウェルスについて(キリスト教的政治原理について;『聖書』諸篇の数、時代、意図、権威およびその解釈者たちについて;『聖書』諸篇における霊、天使および霊感の意味について;『聖書』における神の王国、ホウリィ、セイクリッドおよびサクラメントの意味について ほか)
第4部 暗黒の王国について(『聖書』の誤った解釈からくる霊的暗黒について(抄)
悪魔の学、その他異邦人の宗教の遺物について(抄)
空虚な哲学と虚構の伝説から生じた暗黒について(抄)
こうした暗黒から生ずる利益について、およびそれはだれに帰属するのか)
総括と結論

著者等紹介

ホッブズ[ホッブズ][Hobbes,Thomas]
1588~1679。イギリス・スチュアート朝時代の哲学者・政治思想家。英国国教会牧師の二男として、イングランドのウィルトシャー州マームズベリー近郊に生まれる。1608年オックスフォード大学卒業。キャヴェンディッシュ家の家庭教師となり大陸を旅行、中世以前の古典に眼を開く。40年『法の原理』が非難の的となりパリに亡命、51年末までこの地にあった。この間『リヴァイアサン』を執筆する。彼の思想が無神論として禁圧されるなど、91歳で没するまで波瀾に満ちた生涯を送った

永井道雄[ナガイミチオ]
1923年(大正12年)東京都生まれ。京都帝国大学文学部哲学科卒業。オハイオ州立大学でPh.D.を取得。京都大学助教授、東京工業大学助教授を経て、63年に同大学教授。専攻は教育社会学。70年朝日新聞社に論説委員として迎えられる。74~76年三木内閣文部大臣に就任。退任後は国際文化会館理事長、朝日新聞客員論説委員、国連大学学長特別顧問等を務めた。著書に『日本の大学』(毎日出版文化賞)、『大学の可能性』(吉野作造賞)などがある。2000年(平成12年)逝去

上田邦義[ウエダクニヨシ]
1934年(昭和9年)山形県生まれ。東京教育大学英文科卒業。同大学院修士課程修了。73‐75年ハーバード大学フルブライト研究員。79年静岡大学教養部教授、95年(平成7年)同人文学部教授。99年日本大学大学院総合社会情報研究科主任教授。博士(国際関係)。国際融合文化学会会長。英語能シェイクスピア研究会代表。静岡大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かわうそ

36
「コモンウェルスの設立前には、すべての人がすべてのものに権利を持ち、また自分を維持するのに必要と思われるすべてのことを行う権利を持っていた。その目的のためには、他人を屈従させ、傷つけ、殺す権利があったのであるりすなわちこれこそが、すべてのコモンウェルスが行使している処罰の権利の根底である。すなわち、国民が主権者に処罰の権利を与えたのではない。国民はただ彼らの権利を放棄することによって、主権者が国民全体の維持のために適当と考えるところに従ってみずからの権利を行使することを強化したのである。」P652022/11/08

井上裕紀男

22
市民法について上巻から続きますが、法は公布するだけでなく、権限を有する主権者がだれで確たる意志の下作られたしるしがあってこそという下りは納得。誰彼構わず立法されては国立ち行かず。 国民の従順と和合によって統治が成り立つというのは、無理やり独裁している為政者に聞かせたい。誰に従うか決めた民によって国は初めてうまく機能する。 「生命と手足を奪われぬよう、主権者は正義を教えられるべき」、隣人を侵害することは許されない。 キリスト教に関する考察に多くを割かれていて難解ですが、思考の機会を与えてくれる一冊です。2021/07/17

さきん

11
後半は国家の解体要因とキリスト教批評にうつり、大部分はキリスト教批評となった。当時に生きた著者としては、主権を国民が有する国家までを想像できなかったようであったが、それでも、君主制の問題点も細かく指摘しており、国民のほとんどが著者並みに思慮深いならば、君主を抱いても、国民主権でも上手く国家を営んでゆくのは可能だと思った。キリスト教批評は当時としては、随分深いところまで批評できていると感じた。イギリス国教会の存在やプロテスタントの台頭、哲学の発展などが著者の自由な宗教談義を可能としたと思った。2015/08/23

逆丸カツハ

5
神は確かに存在するがとても長い間現れず、預言者が現れてもそれが本物かはわからないという世界で、教会と国家の二重の権威が存在する体制について考えている模様。自然法は、コモンウェルスが完全に自己を自己によって再帰的に規定する自由を禁止する装置として機能しているようで、その点、マルクス・ガブリエルの自己言及の禁止の議論と形式的に類似性があるのだろうか……と思った。2021/01/03

ハジメ

5
かつて聖書は法典でもあった。この事実はまったく予期していなかっただけに衝撃があった。神の言葉で定められた自然法とコモンウェルスに欠かせない市民法は文明の要石である。またアダム・スミスの道徳感情論とは趣旨を反する文章もみつけ興味が湧いた。気になる点はチェックしたのでまたなにかの機会を見計らって拾い読みしていきたい。2012/12/03

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