中公クラシックス<br> リヴァイアサン〈1〉

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中公クラシックス
リヴァイアサン〈1〉

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  • サイズ B40判/ページ数 363p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121601070
  • NDC分類 133.2
  • Cコード C1231

出版社内容情報

自然状態では万人が万人と闘って死滅するのを恐れた人間が契約によって創出した国家=巨大な怪物の根拠を探求した政治学の古典

内容説明

近代思想に大きな影響を及ぼした政治学の古典中の古典。

目次

第1部 人間について(感覚について;イマジネイションについて;イマジネイションの継起あるいは連続について;言語(スピーチ)について ほか)
第2部 コモンウェルス(国家)について(コモンウェルスの目的、生成、定義について;設立された主権者の権利について;設立によるコモンウェルスの種類と主権の継承;父権的および専制的支配について ほか)

著者等紹介

ホッブズ[ホッブズ][Hobbes,Thomas]
1588~1679。イギリス・スチュアート朝時代の哲学者・政治思想家。英国国教会牧師の二男として、イングランドのウィルトシャー州マームズベリー近郊に生まれる。1608年オックスフォード大学卒業。キャヴェンディッシュ家の家庭教師となり大陸を旅行、中世以前の古典に眼を開く。40年『法の原理』が非難の的となりパリに亡命、51年末までこの地にあった。この間『リヴァイアサン』を執筆する。彼の思想が無神論として禁圧されるなど、91歳で没するまで波瀾に満ちた生涯を送った

永井道雄[ナガイミチオ]
1923年(大正12年)東京都生まれ。京都帝国大学文学部哲学科卒業。オハイオ州立大学でPh.D.を取得。京都大学助教授、東京工業大学助教授を経て、63年に同大学教授。専攻は教育社会学。70年朝日新聞社に論説委員として迎えられる。74~76年三木内閣文部大臣に就任。退任後は国際文化会館理事長、朝日新聞客員論説委員、国連大学学長特別顧問等を務めた。著書に『日本の大学』(毎日出版文化賞)、『大学の可能性』(吉野作造賞)などがある。2000年(平成12年)逝去

上田邦義[ウエダクニヨシ]
1934年(昭和9年)山形県生まれ。東京教育大学英文科卒業。同大学院修士課程修了。73‐75年ハーバード大学フルブライト研究員。79年静岡大学教養部教授、95年(平成7年)同人文学部教授。99年日本大学大学院総合社会情報研究科主任教授。博士(国際関係)。国際融合文化学会会長。英語能シェイクスピア研究会代表。静岡大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそ

41
ホッブスは究極のリアリストだと思う。契約が良く機能するためには契約を結ぶ両者を超える強制力が必要となる。というのも人間の本性というのは言葉で制するのは不可能であるから。人間は自分よりも強大な存在がいなければ、契約の履行の確証がそもそも生まれない。そうなれば、約束を守ることが互いにバカバカしくなるのは必然で契約の存在意義自体が無くなる。契約は人間に固有なものであり、人間である以上、契約を通さずに(社会的な行為を通さずに)発展を遂げるというのは無理だと思う。でなければ理性の存在する意味が無い。2023/12/11

かわうそ

38
「万人の万人に対する闘争」で有名なリヴァイアサン。しかし、この本で翻訳されているように「各人の各人に対する闘争」とした方が意味合い的に正確です。ホッブズは「各人の各人に対する闘争」になる背景として、一部の人間が暴力を通じて人を支配することに喜びを感じるためであるとします。そのために、平和を好む傾向のある人間までもが自己を守る必要が出てきて、リヴァイアサンつまり、強大な力による統治が必要となるのです。それがすなわち、コモンウェルスと呼ばれており、それは唯一主権を存しているもので、その他は国民として扱われます2022/11/06

さきん

11
本書の入りは、人間とは何かや学問の発生経緯など、コモンウェルス(国家)論には中々入らなかった。言語の重要性に気付いているのはさすがだと思った。やがて自然法の説明に入った。自然権は、人が自分自身の生命を維持するために、自分の力を自分が欲するように用いる自由である。自由とは、外的な障害の存在しないことである。自然法とは、理性によって発見された戒律または一般法則であり、それによって人はその生命を破壊することが禁じられる。自然法からは、二つの法則があって「平和を求め、それに従う」、「可能なあらゆる方法によって2015/08/23

ハジメ

7
本著の第二部、第二十四章はアダム・スミスの『国富論』で述べられる基礎概念とほぼ一緒だ。アダム・スミスがホッブズの著書をどんな視座をもって読んでいたかとても気になるところ。また『銃・鉄・病原菌』で導きだされた解答の原石がここに存在すると言っていいかもしれない。2012/11/28

逆丸カツハ

5
国家を正当化する論文なのに、認識は言語によってなされるということから論じられることに言葉と契約によって共通善を追求していく西洋的文化の根底があるのかなと思った。無意識の発見以後、人間は言葉、理性によっては自分自身すら十全に支配することができないということがわかったが、この後の社会契約論ではどう折り込まれていくのか気になった。自分自身を支配できないから他者との契約を結ぶのかもしれないが。また、西洋的な民主主義国家が言葉と契約の国家であるとすれば、今の中国は情報とドグマの国家と言えるのだろうかと思った。2020/12/11

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