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中公クラシックス
フランス革命についての省察ほか〈1〉

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  • サイズ B40判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121600448
  • NDC分類 235.06
  • Cコード C1230

目次

フランスの友人に
プライス博士の説教
人民の選択による王
一六八八年革命と王位継承
統治者の追放
人民による政府の形成
フランスの模範としてのイギリス
フランスの荒廃
国民議会の構成
国家と財産〔ほか〕

著者等紹介

バーク[バーク][Burke,Edmund]
1729~97。イギリスの政治家、政治哲学者。アイルランドのダブリンに生まれる。1750年ごろロンドンに出て、『自然社会の擁護』を匿名で出版し批評家として認められる。65年に下院議員となり、以後フランス革命まではつねにホイッグ党左派の指導者であった。フランス革命が勃発するや、これを伝統的なヨーロッパ的秩序への挑戦と受けとめて『フランス革命についての省察』を著した。同書はその後のロマン主義や保守主義の古典として多大な影響を与えた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomoichi

6
保守主義とは何か?フランス革命を批判的に読み解き革命の欺瞞を暴き、保守主義を解く。翻訳独特の読みにくさやフランス革命についての知識がないと難しいが保守主義と左翼を理解する古典の名著。Ⅱへ続く。2014/12/04

ナン

2
自由や人権などの形而上学的な観念を唱えているだけでは何にもならず、実際の状況を考察しなければいけないなど、随所に保守主義的思想・イギリス経験論的主張がなされ、読み応えがあった。急進的な改革や民衆が権力を握ることへの警戒感も強く、それを何となくよしとする今の価値観を相対化できる。「革新の精神は利己的な気質と限定された視野との結果」「(フランス国民議会の)リバティはリベラルではない。(彼らの)科学は高慢な無知」。なお、難解な訳も多く、フランス革命についての知識もある程度必要(国王のパリ連行など)。2020/04/14

ハジメ

2
保守主義の古典。血統を重んじ、無知蒙昧な民衆よりも明晰な専門家たちによる政治を望む。教会制度を推奨し、宗教は市民社会の基礎であるから教会の財産を担保に不換紙幣を発行するのは言語道断である。時代に敗れた古い価値観の廃墟、そうお思いの方もいるかもしれないが、現代でもなんだかんんだと血統云々に関しては社会の隅で息をしている。では下巻へ。2011/11/25

greenman

2
イギリスの政治家であった、エドマンド・バークによるフランス革命に対する批評集だ。彼はフランス革命が民衆の自由どころか、国民議会議員による専制によってなりたっていることを看破する。さらに本書は保守主義の原典とされている。保守主義を定義するために、本書の内容が抽象化されることもよくある。しかし、いくつかの部分では、明らかにイギリスの特殊な伝統に基づいている。少なくとも本書が、イギリスの守るべき基本的な伝統を代表しているのを疑うことができない。現代イギリスは伝統の延長にありながらも、違う様相を呈してはいるが。2010/03/05

ファルス

0
保守派必読の書、翻訳はあまりよくないです2012/08/14

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