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出版社内容情報
自ら「実感による人類史学」と評したその学問は、今日その独創性ゆえに〈折口学〉と呼ばれる。ルビを付し、表記をひらがなにするなど、近寄りにくかった名著がぐんと身近になった。
目次
妣が国へ・常世へ―異郷意識の起伏
古代生活の研究―常世の国
琉球の宗教
水の女
若水の話
最古日本の女性生活の根底
髯篭の話
幣束から旗さし物へ
まといの話
だいがくの研究
信太妻の話
愛護若
餓鬼阿弥蘇生譚
小栗外伝(餓鬼阿弥蘇生譚の二)魂と姿との関係
翁の発生
ほうとうする話 祭の発生 その一
著者等紹介
折口信夫[オリクチシノブ]
1887~1953。国文学者、民俗学者、歌人、詩人。大阪生れ。歌人、詩人としては釈迢空を名のった。天王寺中学卒業後、国学院大学に進み、国学者三矢重松から深い恩顧を受けた。1919年国学院大学講師となり、のち教授として終生国学院の教職にあった。手がけた領域は多方面にわたり、そのいずれもが独創的な内容を持っている。民俗学的国文学、日本芸能史論の創始者であり、成し遂げた業績はのちに「折口学」と称される
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