中公新書ラクレ<br> 検視官の現場―遺体が語る多死社会・日本のリアル

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中公新書ラクレ
検視官の現場―遺体が語る多死社会・日本のリアル

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  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121508584
  • NDC分類 498.94
  • Cコード C1236

出版社内容情報

年間160万人が亡くなる「多死社会」日本。多くの人はどのように死を迎え、その過程で何が起こっているのか――

現役の検視官として3年間で約1600体の遺体と対面した著者が、風呂溺死から孤独死までさまざまな実例を紹介し、現代社会が抱える課題を照らし出す。

死はすぐ隣にあり、誰もが「腐敗遺体」になる可能性がある……この現実をどう受け止めるべきか。そのヒントがここにある


【目次】

【目次より】

第1章 多死社会と検視官

1 日本の死の現状/2 検視のしくみ/3 検視官への道



第2章 ドキュメント検視官24時

1 検視官の勤務/2 ある日の現場/3 変死事案が止まらない夜/4 死はすぐそばにある



第3章 意外な死因、さまざまな現場

1 入浴のリスク/2 致命傷になりうる頭の怪我/3 火災の検視は現場第一/4 川を流れてくる遺体/5 自殺者の想いと最後に見た風景/6 ゴミ

内容説明

年間160万人が亡くなる「多死社会」日本。多くの人はどのように死を迎え、その現場で何が起こっているのか―。現役の検視官として3年間で約1600体の遺体と対面した著者が、風呂溺死、生活習慣病と突然死、孤独死などさまざまなケースを紹介し、現代社会が抱える課題を照らし出す。死は私たちのすぐ隣にあり、誰もが「腐敗遺体」になる可能性がある…この現実をどう受け止めるべきか。そのヒントがここにある。

目次

第1章 多死社会と検視官(日本の死の現状;検視のしくみ;検視官への道)
第2章 ドキュメント検視官24時(検視官の勤務;ある日の現場;変死事案が止まらない夜;死はすぐそばにある)
第3章 意外な死因、さまざまな現場(入浴のリスク;致命傷になりうる頭の怪我;火災の検視は現場第一;川を流れてくる遺体;自殺者の想いと最後に見た風景;ゴミ屋敷とセルフネグレクト)
第4章 死後の自分はどう扱われるか(街なかに数多く眠る腐敗遺体;遺体の早期発見のために;人生のエンディングの準備;デジタル遺品という悩み;引き取り手のない遺体の行方)
第5章 大規模災害、そのとき多数遺体は―(大規模災害が起きたら;日本の多数遺体対応の歴史;死因究明制度の問題点)

著者等紹介

山形真紀[ヤマガタマキ]
1972年生まれ。95年立教大学法学部卒業後、民間企業勤務を経て96年より埼玉県警察に奉職。生活安全部、警察学校などを経て、2021年から24年まで刑事部捜査第一課に所属。検視官として約1600体の遺体の検視に従事し、多数遺体対応訓練や東京五輪テロ対策(検視)に携わる。23年立教大学大学院社会デザイン研究科修士課程を修了。25年3月に警察を退職。現在は認定NPO法人難民を助ける会(AAR Japan)で災害支援業務に従事するとともに、立教大学社会デザイン研究所に所属し「大規模災害における多数遺体の処置、遺体管理」などをテーマに調査研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぴぴぴ

1
めちゃめちゃハードな職場環境でも人の死に接する以上丁寧に仕事をしないといけないし、遺族にも配慮しないといけない。本当に頭が下がる。そしてこの本では『「死」は突然来る。』が著者の実体験や数字を用いて示される。毎日ちゃんと生きよう。好きなものたくさん食べよう。2025/12/25

ばぶパパ

0
目を背けたくなりますが、こういう方々がいるから我々の生活が成立していて、本当に欠かせない存在です。より良く生きる為に必要と思い、買いました。著者が提言するような改善がなされることを願います。2025/12/21

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