中公新書ラクレ<br> 「将軍」の日本史

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中公新書ラクレ
「将軍」の日本史

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  • サイズ 新書判/ページ数 229p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121507891
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C1221

出版社内容情報

幕府のトップとして武士を率いる「将軍」。源頼朝や徳川家康のように権威・権力を兼ね備え、強力なリーダーシップを発揮した大物だけではない。この国には、くじ引きで選ばれた将軍、子どもが50人いた「オットセイ将軍」、何もしなかったひ弱な将軍もいたのだ。そもそも将軍は誰が決めるのか、何をするのか。おなじみ本郷教授が、時代ごとに区分けされがちなアカデミズムの壁を乗り越えて日本の権力構造の謎に挑む、オドロキの将軍論。

内容説明

幕府のトップとして武士を率いる「将軍」。源頼朝や徳川家康のように権威・権力を兼ね備え、強力なリーダーシップを発揮した大物だけではない。この国には、くじ引きで選ばれた将軍、子どもが50人いた「オットセイ将軍」、何もしなかったひ弱な将軍もいたのだ。そもそも将軍は誰が決めるのか、何をするのか。おなじみ本郷教授が、時代ごとに区分けされがちなアカデミズムの壁を乗り越えて日本の権力構造の謎に挑む、オドロキの将軍論。

目次

第1章 将軍とは何か
第2章 将軍を決めるのは誰か
第3章 将軍の「神輿化」―家督と世襲
第4章 将軍は何をするのか
第5章 歴代将軍たち
第6章 征夷大将軍・徳川家康を考える

著者等紹介

本郷和人[ホンゴウカズト]
1960年東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。博士(文学)。東京大学、同大学大学院で石井進氏、五味文彦氏に師事。専攻は日本中世政治史、古文書学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamatoshiuruhashi

58
鎌倉以来、武家政権のトップとして君臨した「征夷大将軍」とは何か。なぜ頼朝は自らの政権を実質上確保していたのに「征夷大将軍」という役職名に拘ったのか。そして鎌倉、室町、織田・豊臣、徳川政権における将軍のあり方の考察。わかりやすく、納得のいくものであった。政権安定期に入ると将軍は「神輿」化する方が世情は安定する。神輿が自ら動いては混乱する。「仁義なき戦い」の親分子分までを引いての説明に笑ってしまいます。2023/05/13

kawa

31
武士の頭領たる「将軍」位の考察を通じて、鎌倉から江戸時代にかけての権力機構の変遷・構造、歴史の大掴みな流れが把握できる優れ新書。「将軍」の仕事は、第一に軍事、次に朝廷対策を主とする政治。そのリーダー・タイプは、頼朝や家康のような「率先垂範型」は少数、その他多くの将軍は家臣団の合意による「神輿型」。300年弱続いた江戸幕府、家康のその作り方思想の分析も興味深い。2024/08/25

金吾

18
将軍を決めるのは誰かは面白かったです。また神輿の話もなかなか興味深いものでした。2024/06/09

乱読家 護る会支持!

5
歴史的にみて、日本は「地位」よりも「人」を優先する社会。世界のスタンダードは、「地位」と「権限」がセットだが、日本は必ずしもそうではない。 将軍になるには、「天皇による任命」「神の承認」「家臣の合意」が必要。特に、「家臣の合意」が一番重要。家臣の合意には、高い身分の「血の連続性」がある人の方が、神輿として担ぎやすい。 ⚫︎徳川幕府が260年続いたのは、「譜代大名に政治担当と守りの要として軍事担当を分けたこと」「朝廷と豊臣家から遠い江戸に拠点を置いたこと」「家康は勉強熱心で、歴史に学んでいたから」などなど。2023/05/22

すうさん

4
武士の発生からやがて日本でどのようにして権力となっていったのか。権力主体は「血」だけであるかと思われがちだが実は「家」である。時の最高権力者が天皇家だけでないのも理解できる。将軍でさえも「神の承認」「天皇の承認」それと「家臣の合意」がないと最高権力者にはなれない。日本人の本音と建前が交錯する。将軍は「軍事と政治」を掌握するが上手にバランスが取れないと、いずれは権力の神輿から降ろされる。本書は最後に現代の政治家や中小企業家の世襲についても言及。本来の権力者の力の意味を再考するにはとても参考になる本。2023/04/06

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