出版社内容情報
「デマ大国」かつ「幸福な監視国家・中国」が「健康帝国」化する日――中国から拡大し世界的に猛威をふるう新型コロナウイルス。中国は権威主義体制のもと人流抑制により、いちはやく封じ込めに成功したが、それにより民主主義体制への懐疑さえ生まれている。だが、中国の本質はそもそも「上に政策あれば下に対策あり」と言われる「デマ大国」であり、ゲテモノ食ひとつすら取り締まれない。その歴史的・社会的な課題を克服するためのツールが、本書が検証するデジタル・監視・大動員なのだ。習近平体制のもと、「健康帝国」へと突き進む中国の深層を、気鋭のジャーナリストがレポートする。
内容説明
中国が権威主義体制のもと、いちはやく「コロナ封じ込め」に成功したことは、日本で民主主義体制への懐疑さえ生じさせた。だが、中国の本質は「上に政策あれば下に対策あり」と言われる「デマ大国」であり、ゲテモノ食一つすら取り締まれない。宿年の課題を克服するためのツールが、本書が検証するデジタル・監視・大動員なのだ。習近平体制のもと「健康帝国」へと突き進む中国の深層を、気鋭のジャーナリストが探る。
目次
第1章 14億人を封じ込めた大動員(コロナ直下の中国;ロックダウンと大動員;誰が人々を監視したのか)
第2章 デジタルに導かれる人々(大動員を可能にしたもの1 デジタル動員;大動員を可能にしたもの2 本人確認;大動員を可能にしたもの3 データ共有 ほか)
第3章 デマと迷信を乗り越えて(中国のデマ対策;中国世論統治の歴史)
第4章 摩天楼と城中村
著者等紹介
高口康太[タカグチコウタ]
1976年千葉県生まれ。千葉大学大学院人文社会科学研究科博士課程単位取得退学。中華人民共和国・南開大学に中国国費留学生として留学。中国の社会、経済・企業、ネット事情などに精通し、『文藝春秋』『ニューズウィーク日本版』「ニューズピックス」などに寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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