中公新書ラクレ<br> 「失敗」の日本史

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中公新書ラクレ
「失敗」の日本史

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121507198
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C1221

出版社内容情報

出版業界で続く「日本史」ブーム。書籍も数多く刊行され、今や書店の一角を占めるまでに。そのブームのきっかけの一つが、東京大学史料編纂所・本郷和人先生が手掛けた著書の数々なのは間違いない。今回その本郷先生が「日本史×失敗」をテーマにした新刊を刊行! 元寇の原因は完全に鎌倉幕府側にあった? 生涯のライバル謙信、信玄共に跡取り問題でしくじったのはなぜ? 光秀重用は信長の失敗だったと言える? あの時、氏康が秀吉に頭を下げられていたならば? 日本史を彩る英雄たちの「失敗」を検証しつつ、そこからの学び、もしくは「もし成功していたら」という“if”を展開。失敗の中にこそ、豊かな”学び”はある!

内容説明

あの東京大学史料編纂所・本郷和人先生が、歴史を変えた「失敗」をピックアップ!元寇の原因は鎌倉幕府側にあった?生涯のライバル、謙信・信玄共に跡取り問題でしくじったのはなぜ?光秀重用は信長の失敗だったと断言できる?日本史を彩る英雄たちがやらかした数々のしくじりを検証しつつ、そこからの学び、もしくは「もし成功していたら」という“if”まで展開。「失敗」の中にこそ、豊かな学びはある!

目次

第1章 鎌倉時代の失敗
第2章 南北朝時代の失敗
第3章 室町時代の失敗
第4章 戦国時代の失敗
第5章 安土桃山時代の失敗
第6章 関ヶ原の失敗

著者等紹介

本郷和人[ホンゴウカズト]
1960年、東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。文学博士。東京大学、同大学院で、石井進氏、五味文彦氏に師事。専門は、日本中世政治史、古文書学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とん大西

116
なるほど…です。著作も多い本郷先生なので、どうしても焼き直し感は否めないのですが、鎌倉から戦国までの英雄英傑27人のミステイクを斬る語り口はなかなかに面白かったです。秀吉の失政として朝鮮出兵や秀次への仕打ちなどはドラマや小説によく取り上げられてるので、なんとなくわかったような気でいましたが、確かにどこまでが当時のリアルなのかというと考え直さずにはいられません。あと、私は政宗も直江兼続も好きですが、人気者(だよね?)の彼らを口だけ男とか余計なことしぃなどと容赦なくぶった斬るあたりは案外新鮮ではありましたゎ。2021/05/15

さきん

35
失敗のと題するも、あまり失敗という感じがしない。とういうのも、当事者としては、未来のことはわからないし、成功とも失敗とも思っていない可能性が高い。地元密着から天下を意識する段階に至るまで、流域や山を越えて支配を及ぼす必要があるためのハードルが日本においては、複雑な地形を有するために高い。モンゴルはどっちにしろ攻めてきたろうし、上から目線な外交対応を拒否するのは中華に取り込まれないためにも重要だったと思う。秀吉が石高を単独で誇れなかったのは、やはり、足軽出身で、心許せるファミリーを作れきれなかったところ。2021/12/28

たか厨

21
2021年3月刊。この筆者の本は初めて。筆者は『逃げ上手の若君』に関する歴史コラムを、『少年ジャンプ』に毎週、連載中。本書は歴史上の人物の「失敗」に焦点を当て、「あの時、どう行動すれば良かったのか?」「もし、その失敗がなければ、歴史はどう変わっていたのか?」を検証する一冊。鎌倉時代から関ヶ原の合戦までの「失敗」を取り上げる。「元寇は、執権・北条時宗が、外交に無知だった為に起きた。モンゴル側の意を汲んで、適切な外交を行っていれば防げた」は、具体的な失敗ポイントを挙げ、特に説得力がある案件だった。(続) 2021/10/23

onasu

18
歴史上の人物の失敗をあげつらう訳だから、辛辣なのは当然なんだけど、その中で本郷先生の好き嫌いが垣間見えるのもおもしろい。  先ずは後醍醐天皇。不屈なだけが取り柄で、偶々楠木正成という有能な武士を見方にできたが、本人は大した策もないのに女人を交えての妖しい密会を重ねたのみで、百年前の後鳥羽上皇の方が余程有能だったとか。  他にも、北条時宗、足利持氏、上杉景勝、直江兼続、毛利輝元あたりに辛辣で、浅井長政、伊達政宗にはなるほど。室町時代の抗争は全て、尊氏、直義兄弟の争いが底流にあるという考察も新鮮でした。2021/07/25

あまみ

17
鎌倉時代から関ケ原までの主に武将の「しくじり」したと見られている事を述べている。その事象もだが、人物の解釈が多い。著者の専門は日本中世政治史なので、かなり的を得ているのだろう、と思い読んだ。武将を小説などに描くときは作家なりの解釈があるので、取り上げる人物は英雄にも悪人にもなる。なので、研究者の視点は興味深い。歴史にIFは無いというが、時代背景と人物を徹底して研究したうえでのIF歴史物は読んでみたいと思った。2022/07/06

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