出版社内容情報
登山の達人としても知られる著者による、“石丸流”山登りへの案内。道具の選び方、山小屋のマナー、そして、一歩上の愉しみ方まで。
内容説明
NHKラジオ「山カフェ」でおなじみ、マスター石丸謙二郎が語る登山の愉しみ。
目次
第1章 さあ、山歩きを始めよう!
第2章 山小屋に泊まってみよう!
第3章 登山に向けて、体を整えよう!
第4章 自然現象に強くろう!
第5章 大自然と触れ合おう!
第6章 さらに、山へ踏み込もう!
著者等紹介
石丸謙二郎[イシマルケンジロウ]
1953年大分県生まれ。77年に、つかこうへい事務所の舞台『いつも心に太陽を』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
116
2020/10/11 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。 2022/6/23〜6/29 NHKラジオ「山カフェ」のパーソナリティを務めている、山好きの俳優 石丸謙二郎さんの山エッセイ。話口調から感じられる人柄そのものの山に関する温かい文章が綴られる。山は人を詩人にも哲学者にもするんだよなぁ。不思議な存在。2022/06/29
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
59
タイトルに惹かれて手にとった1冊。本書は、登山を趣味にされている石丸さんの山登りに関するエッセイ。山の大変さや危険さも載っているが、高山の花や鳥などの自然の楽しみ方や山登りの楽しさがいっぱい詰まっている。登った事がない人もきっと行きたくなる。以前読んだ『日本百名山ひと筆書き』の著者田中陽希さんは、柿ピーをいつも持ち歩いてエネルギーの補給をしているというエピソードも載っていて、山登りを通して人と人とが繋がっているのも感じられた。この本を著すきっかけとなった石丸さんのNHKラジオ『山カフェ』も聴いてみたい。2021/03/12
Shoji
44
俳優の石丸謙二郎さんが趣味としている登山について語ったエッセイです。肉体派で知られる石丸謙二郎さんですが、Wikiでみると67歳だとか。登山、山歩きも年齢に負けない経験を踏んで、今は円熟期。エッセイの切り口は、登山のきっかけ、歩き方、安全第一を旨とした行動、天気の読み方、下山後の温泉などなど、多岐に渡っています。山歩きをされる方は、気軽に読める一冊だと思います。2020/11/24
山猫
25
「山は」と重なる部分も多いが、道具の選び方、ヘルメットの効用、小屋泊まりのマナーなど、より登山手引書的色彩の強い一冊。一方で日常生活でも役に立つ知恵も(ガスの管理法、日焼け止めの塗り方)。今でもバンドのメン募みたいなことを山岳会がやってるとは驚いた。道具のステップアップは初心者ならではの楽しみとは目から鱗。ビジターセンターやヤマテンの活用、冬山の心得は五寒ニ温も納得。 キヌガサソウの不思議。「使わずに済んでよかった、持っていてよかった」という考え方。細引きとテーピングテープは普通の旅行でもあると役に立つ。2021/08/09
Nao Funasoko
19
微妙なニュアンスだけれども、"楽しい"よりも"愉しい"と表現するほうが確かにあっているような気がする。優しい口語体が山へと誘う。2020/10/27