出版社内容情報
1995年、阪神・淡路大震災が直撃した神戸市。その後、国内外からの支援を受け復興の道を歩む。震源地に一番近い総合大学として、神戸学院大学は「社会との絆」「いのちの大切さ」を教育指針に地域の復興に協力し、防災やボランティアなど教育活動を展開。産業界、自治体、地域との連携で新しい大学の価値を創り上げることを目指した。本書では、大学の取り組みを紹介し、今後の大学教育が進むべき新しい方向性を問う一冊である。
内容説明
一九九五年、阪神・淡路大震災が直撃した神戸市。震源地に一番近い総合大学として、神戸学院大学は「社会との絆」「いのちの大切さ」を教育指針に地域の復興に尽力し、防災やボランティアなど教育活動を展開した。企業・地域共生、ボランティア。社会と連携する大学教育とは何か。少子化日本での大学の意義を探る!
目次
第1章 阪神・淡路大震災の体験を繋ぐ(被災地で生まれた尊い命;大学進学 ほか)
第2章 ボランティアで人と人を繋ぐ(震災とボランティア;大学教育としての「ボランティア活動」)
第3章 社会と繋がる大学教育(大学と社会貢献;高齢化する明舞団地再生への協力 ほか)
第4章 世界を繋ぐグローバルな人材育成(グローバルな活躍を期待;ジェネリック・スキル・トレーニングの効果 ほか)
第5章 やさしい心を繋ぐ(将来に向けた取り組み;IPE教育 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yappy!
3
震災から~のサブタイトルがついているため、昔『被災大学は何をしてきたか』のようなルポ含むものかと思って購入。神戸学院大学著となっているが、学長が中心に書かれたもののよう。震災後、要請に応じポートアイランドに新キャンパスを開き、防災や地域との連携のための学科、コースの設置、その経緯や震災との関連などが丁寧に記載されている。 専門職連携教育に医療系だけでなく退院後の生活まで考えるなど、私立ならではの丁寧さと距離の近さが紹介されていて、大学の良さを紹介している。これを2ページずつにすれば大学案内の紹介になるのか2020/05/04
ゆーき
1
単科大学に通う身として、総合大学は魅力的に感じる。学部を超えたつながりや、それが産み出す大学と地域の連携について学ぶことができた。 地域との連携を模索する大学は多いように感じる。高校にも応用できないだろうか?2024/11/30
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