中公新書ラクレ<br> 悩めるローマ法王 フランシスコの改革

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中公新書ラクレ
悩めるローマ法王 フランシスコの改革

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  • サイズ 新書判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121506696
  • NDC分類 198.22
  • Cコード C1216

出版社内容情報

就任当初は貧者に寄り添う姿勢や、「広報の達人」ともいえるシンプルな言動などでマスコミから高評を得、米フォーブス誌からは「世界で最も偉大な指導者」に選ばれていたフランシスコ。しかしその改革路線、重要な教義変更は、支持層と反対派の亀裂を招き、金銭スキャンダルや性的虐待の問題も起こり、混乱が生じている。


いま、フランススコのバチカンでは何が起きているのか。カトリック教会はどこへ向かおうとしているのか。





著者は長年にわたりバチカンを取材し続け、内部事情にくわしく世俗的な問題や人事抗争なども目の当たりにしてきた。本書は「ミステリー小説で描かれる以上の面白さ」をたたえたフランシスコのバチカンを、登場史から現在までを視野に縦横に捉えていく。

内容説明

就任当初は貧者に寄り添う姿勢などから高評を得、米フォーチュン誌が「世界で最も偉大な指導者」に選んだフランシスコ。しかし、その改革路線が教義を揺るがすレベルに達すると支持層と反対派の亀裂を招き、金銭スキャンダルや性的虐待の問題拡大は混乱を巻き起こしている。フランシスコのもと、カトリック教会はどこへ向かおうとしているのか。バチカンの内部事情に詳しい著者の力作。

目次

第1章 フランシスコ法王の誕生
第2章 法王とは、バチカンとは
第3章 ホルヘ・ベルゴリオからカトリック教会の頂点へ
第4章 なぜ、フランシスコなのか
第5章 挑んだ改革
第6章 バチカン銀行の闇
第7章 外交
第8章 中国市場を求めて
第9章 性的虐待
第10章 離婚問題
第11章 改革の行方

著者等紹介

秦野るり子[ハタノルリコ]
東京都生まれ。1982年に東京外国語大学卒業後、読売新聞社入社。ワシントン特派員、ジャカルタ支局長、ローマ支局長、調査研究本部主任研究員などを経て、2016年より富山国際大学現代社会学部教授。2019年より江戸川大学メディアコミュニケーション学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

31
来日に合わせ、教皇フランシスコ礼賛の記事が溢れている。この人が教皇に就任した時、私も大いなる期待をしたが、その後、バチカン銀行、中国対応、聖職者の性的虐待、同性愛、神父独身制、女性司祭などの諸課題への教皇の対応を見ていると、この人は「教義や哲学について特段の理論を持たない現実的な人物に過ぎない」のではないかと評価が変化した。神学者としての確固たる信念を貫いたベネディクト16世が懐かしい。そんな折に手にしたこの本。キリスト教徒でない読売新聞記者としての著者の姿勢は、きわめて冷静かつフェアーで素晴らしい。2019/11/23

かおりんご

27
私は今のパパ様が好きなので、読んでいて悲しくなりました。いろんな考え方があるし、万人の誰にでも好かれるなんてことはないのだから、今のパパ様はこのままでもいいような気がします。だって、人間ですから。パパ様のいい面だけではなく、後ろ暗い面ついても書かれているので、公平・公正に書かれているかと思います。2020/04/19

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

11
教皇フランシスコの二面性、すなわち「質素で倹約家、謙虚でフレンドリーな姿」と、「守旧派の主張を強権的に押さえつつ、冷徹に物事を改革していく姿」を具体例を上げつつ語っている。 自分はこの本を読んで、フランシスコに小泉純一郎と重なる部分があると感じた。どこの社会でも矢継ぎ早に思いついたことに手をつける人が現れることがあるが、その人の行為が客観的に評価されるようになるのは退任後のことである。教皇フランシスコによる強硬な「改革」が、教皇の代替わり後にどのように評価されるのか興味がある。2019/12/14

naji

7
バチカンの事情やローマ法王などうっすらと聞いてきた内容からは想像も出来なかったものばかり!報道などでみる温和な姿だけでなく、突きつけられる難題を冷静に立ち向かう姿が浮かんできました。2020/06/09

リョウ

6
バチカンでの正統派だった全法王とは逆に、世界に開かれた法王と期待されて就任したフランシスコ。現場で信者に向き合うことを大事にする反面、バチカン内での反対派には容赦なく対峙する。カトリックの間口を広げようとすると、逆にカトリックだからこそ信じている保守的な信者との路線の違いが出てきてしまい、難しい舵取りが迫られる。2020/01/22

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