出版社内容情報
就任当初は貧者に寄り添う姿勢や、「広報の達人」ともいえるシンプルな言動などでマスコミから高評を得、米フォーブス誌からは「世界で最も偉大な指導者」に選ばれていたフランシスコ。しかしその改革路線、重要な教義変更は、支持層と反対派の亀裂を招き、金銭スキャンダルや性的虐待の問題も起こり、混乱が生じている。
いま、フランススコのバチカンでは何が起きているのか。カトリック教会はどこへ向かおうとしているのか。
著者は長年にわたりバチカンを取材し続け、内部事情にくわしく世俗的な問題や人事抗争なども目の当たりにしてきた。本書は「ミステリー小説で描かれる以上の面白さ」をたたえたフランシスコのバチカンを、登場史から現在までを視野に縦横に捉えていく。
内容説明
就任当初は貧者に寄り添う姿勢などから高評を得、米フォーチュン誌が「世界で最も偉大な指導者」に選んだフランシスコ。しかし、その改革路線が教義を揺るがすレベルに達すると支持層と反対派の亀裂を招き、金銭スキャンダルや性的虐待の問題拡大は混乱を巻き起こしている。フランシスコのもと、カトリック教会はどこへ向かおうとしているのか。バチカンの内部事情に詳しい著者の力作。
目次
第1章 フランシスコ法王の誕生
第2章 法王とは、バチカンとは
第3章 ホルヘ・ベルゴリオからカトリック教会の頂点へ
第4章 なぜ、フランシスコなのか
第5章 挑んだ改革
第6章 バチカン銀行の闇
第7章 外交
第8章 中国市場を求めて
第9章 性的虐待
第10章 離婚問題
第11章 改革の行方
著者等紹介
秦野るり子[ハタノルリコ]
東京都生まれ。1982年に東京外国語大学卒業後、読売新聞社入社。ワシントン特派員、ジャカルタ支局長、ローマ支局長、調査研究本部主任研究員などを経て、2016年より富山国際大学現代社会学部教授。2019年より江戸川大学メディアコミュニケーション学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
かおりんご
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
naji
リョウ