中公新書ラクレ<br> 教育激変―2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ

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中公新書ラクレ
教育激変―2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121506535
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C1236

出版社内容情報

2020年度、教育現場には「新学習指導要領」が導入され、新たな「大学入学共通テスト」の実施が始まる。なぜいま教育は大改革を迫られるのか。文科省が目指す「主体的・対話的で深い学び」とはなにか。
自ら教壇に立ち、教育問題を取材し続ける池上氏と、「主体的な学び」を体現する佐藤氏が、日本の教育の問題点と新たな教育改革の意味を解き明かす。巻末には大学入試センターの山本廣基理事長も登場。入試改革の真の狙いを語りつくした。

内容説明

2020年度、教育現場には「新学習指導要領」が導入され、新たな「大学入学共通テスト」の実施が始まる。なぜいま教育は大改革を迫られるのか。文科省が目指す「主体的・対話的で深い学び」とはなにか。自ら教壇に立ち、教育問題を取材し続ける池上氏と、「主体的な学び」を体現する佐藤氏が、日本の教育の問題点と新たな教育改革の意味を解き明かす。巻末鼎談には大学入試センターの山本廣基理事長も登場。入試改革の真の狙いを語りつくした。

目次

第1章 日本の“病”を進行させた教育の歪み(「受験刑務所」は知を育むか;魚は頭から腐る ほか)
第2章 是か非か?二〇二〇年「教育改革」(連合赤軍が生んだ「共通一次」;入試改革をめぐる「勝ち組」「負け組」 ほか)
第3章 アクティブ・ラーニングと「エリート」教育(アクティブ・ラーニングとは何か;「ハーバード白熱教室」を真似できるか ほか)
第4章 テロも教育が生んだ?(高学歴揃いだったオウム真理教幹部;「テロ先進国」ニッポン ほか)
第5章 揺らぐ知の基盤 大学をどうする(怠慢を超えた犯罪に近い知の軽視;「裏口入学」は悪か? ほか)
鼎談 大学入試センター理事長が明かす二〇二〇年度入試改革の真の狙い―山本廣基(大学入試センター理事長)×池上彰×佐藤優

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
ジャーナリスト。1950年長野県生まれ。慶應義塾大学卒業後、NHK入局。報道記者として事件、災害、教育問題を担当し、94年から「週刊こどもニュース」で活躍。2005年からフリーとなり、テレビ出演や書籍執筆など幅広く活躍。現在、名城大学教授・東京工業大学特命教授など。計8大学で教える。著書多数

佐藤優[サトウマサル]
作家・元外務省主任分析官。1960年東京都生まれ。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、在ロシア日本大使館に勤務。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月、執行猶予付き有罪確定。13年6月、執行猶予期間満了。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

114
2019/4/27 ジュンク堂神戸住吉店にて購入。 2019/5/9〜5/11  池上・佐藤コンビが教育改革について対談。お二人の現状の捉え方に賛同。受験エリートが上級国家公務員になってからの日本の政治・行政はひどいものになったと思う。点を取れるエリートよりも、自分で考えて行動できるエリートを養成できるようなシステムが望ましいと思う(難しいだろうが)大学入試センター理事長との鼎談もあって、面白かった。2019/05/11

岡本

113
人気の二人による教育をテーマとした対談。今や其々が大学で教鞭を取っているが佐藤氏の教育方針には感心の一言。現代の教育制度を批判しつつも代案も示すという模範的な手法。理由なく批判一辺倒の方々には見習って頂きたい。国立大学に公費を集中投入して学費を抑える案には賛成。金儲けしか考えていない私大は淘汰されて然るべき。大学入試センター理事長との鼎談は興味深く、新テストへの理解が深まった。2019/05/17

あすなろ

73
受験刑務所との現代教育批判から始まる興味深いお二人の討論。刑務所出所時の虚無感から今のエリート不祥事が起きるのでは?と。では教育改革された今後につき、アクティブラーニング・道徳の位置・幼保一元化・米の反転教育・文理融合の流れ・大学院進学礼賛等興味ある内容が展開され、一気に読了。それぞれ含蓄あり考えさせられるのだが、それよりも驚愕したのは約40回に及ぶ共通一次・センター試験の総括がなんと何もなされず今回も教育改革がされているとの事実。こういうところが我が国教育の不可思議なところだと思うのである。2019/06/09

佐島楓

72
このお二人で教育論なら読んでおかねば、という思いで購入。佐藤さんの大学と院の修士課程をセットにしてしまえば五年八か月間は勉強時間を確保できるというアイデアに痺れる。実際にそのように計画するには多種多様なハードルが存在するだろう(特に学費と生活費)が、それくらい若い頃にみっちりじっくり勉強しなければいけないということは実感として理解できる。せっかく大学に入って遊んでしまうのはもったいないよ。2019/05/20

きみたけ

64
文科省が目指す「主体的・対話的で深い学び」とは何か、自ら教壇に立ち教育問題を取材し続ける池上彰氏と「主体的な学び」を体現する佐藤優氏が、日本の教育の問題点と新たな教育改革の意味を解き明かします。AI時代に必要な能力は何か、AIロボット「東ロボくん」プロジェクトで一躍有名となった数学者の新井紀子先生の話が登場するほか、後半には大学入試センターの山本廣基理事長も登場し入試改革の真の狙いを語っていてとても興味が湧きました。2021/02/03

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