中公新書ラクレ<br> 独裁の宴―世界の歪みを読み解く

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中公新書ラクレ
独裁の宴―世界の歪みを読み解く

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121506078
  • NDC分類 319.04
  • Cコード C1231

出版社内容情報

トランプと独裁者・金正恩は「言葉の戦争」を繰り広げ、東アジアは危険水域に――。
中国はどう出るのか。インテリジェンスの巨匠はこう見る。
トランプ、金正恩、習近平…… 乱世の権力者に告ぐ!

米朝衝突の危機に加え、帝国主義化する中露の指導者は独裁色を強めつつある。
グローバリゼーションの進展で、経済も政治も各段にスピードが早くなり、国家の意思決定はますます迅速さが求められるようになった。手間もコストもかかる民主主義への市民のいらだちは募るばかりだ。
しかし、だからといって、民主主義は捨てられない。こんな乱世のリーダーはどうあるべきなのか……。

内容説明

米朝衝突の危機に加え、帝国主義化する中露の指導者は独裁者と化しつつある。グローバリゼーションの進展で、経済も政治も格段にスピードが速くなり、迅速な意思決定を求められるようになった。手間もコストもかかる民主主義に対する市民のいらだちは募るばかりだ。だからといって、民主主義は捨てられない。こんな乱世に、政治のリーダーはどうあるべきなのか…。

目次

第1章 「北の脅威」を検証する
第2章 米朝が“結ぶ”これだけの理由
第3章 ニッポンを知らないトランプ、トランプを知らない日本
第4章 「一つの中国」への転換にみるトランプの政治手法
第5章 気がつけば「独裁化」が進む世界
第6章 衰弱化した政権党が主導する「改憲」に勝算はあるのか
第7章 地政学を語り、「非核一・五原則」へ舵を切れ

著者等紹介

手嶋龍一[テシマリュウイチ]
外交ジャーナリスト・作家。1997年から8年間NHKワシントン支局長。ハーバード大学国際問題研究所フェロー。2005年6月にNHKより独立

佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、在ロシア日本大使館に勤務。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月、執行猶予付き有罪確定。13年6月、執行猶予期間満了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

118
2017/12/27 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。 2019/8/17〜8/19 現在の世界を俯瞰するのに、このお二人と、佐藤氏と宮家氏の対談本ほど役に立つものは無いのでは?本作では、独裁をキーワードに現代世界史を分析する。今後も読み続けないといけないシリーズである。2019/08/19

はる

40
日本では報道されないアメリカの姿や、グローバル化が進めば先進国の製造業が危ういのにアメリカでは逆をいこうと無理をしていること、日本とアメリカの北朝鮮に対する報道の違いなど、興味深かった。アメリカは今にも北朝鮮を攻撃しそうな勢いのある報道だったが、本当のところはそうでもなかったり。多面的な見方が必要だなと思った。2018/03/18

kawa

34
北朝鮮の政治利用が過ぎる安倍政権、東アジア政局最大のテーマである台湾海峡問題、電気自動車推進はヨーロッパのアメリカ孤立化戦略、創価学会の中国大陸沿岸部への布教と憲法改正、北朝鮮がICBMを断念した場合のアメリカの妥協と日本の防衛問題等々、両論客の話題は多岐におよび、その内容はエキサイティング。キューバ危機の際のケネディ大統領の覚悟(核ボタンに手を掛ける意思有りや否や)に関するエピソードは印象的。2018/08/18

ちくわん

22
2017年12月の本。やはり佐藤氏は手島氏がいることで理解できるようになる。佐藤氏単独では、私には手が出ない。さて本書、ちょっと古いが独裁化、EVなど、なるほどと思う議論があった。2022/01/20

Sakie

18
「ウルトラ・ダラー」現実化の確認から、恒例のディープな話題へ。信頼関係と話題への踏込程度のコンセンサスができているので、安定感がある。実はあれはね、と舞台裏の「真実」を明かされる快感に私はすっかりはまっている。インテリジェンスの肝である近未来予測は健在で、それ故に世界の一寸先を脅かす不安要素が現実味を増す。”ほっぺたのおでき”こと、北朝鮮の核武装への短期的戦略についての議論には、凄まじい忌避感を覚える。日本が本物の主権国家として国を守る為に核は不要、ではすまないなんて、認めたくなくても広く議論は必要、か。2018/08/25

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