内容説明
ベストセラー『嫌われる勇気』でブームをつくったアドラー心理学の第一人者が、あなたの悩みに応える!「陰口をいう友人」「理不尽な上司」等、アドラーの教えの実践的な使い方を伝授。一歩を踏み出すための“劇薬”がここに、さてあなたは、これからの人生をどのように選択しますか?
目次
第1部 自分を好きになる勇気(自分へのクヨクヨ;友人とのモヤモヤ;人間関係のムカムカ)
第2部 青年の悩み(勉強、就活のグズグズ;職場のイライラ;恋愛のウジウジ)
第3部 壮年の悩み・老年の悩み(結婚のピリピリ;育児のドタバタ;家族のイザコザ;老いのオロオロ)
著者等紹介
岸見一郎[キシミイチロウ]
1956年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。専門の哲学に並行してアドラー心理学の研究をしている。京都聖カタリナ高校看護専攻科で心理学の、近大姫路大学看護学部で生命倫理の非常勤講師を歴任。日本アドラー心理学会認定カウンセラー、日本アドラー心理学会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はたっぴ
89
こちらはQ&A方式で読みやすかった。最近、私の悩みは仕事に集中している。アドラー心理学では、他人の悩みに口を挟んだり心配するのは意味がないと指摘する。我が身の悩みも然り。「他の人がどう思おうと、一番大切なことは《自分の》人生を生きること」という一文に刮目する。仕事編では「自分のためではなく、人に貢献する仕事をしているという自負心が苦しみを超える力になり、辛くても辞めないで続けられる」とのこと。パンチの効いた言葉で核心を突いたアドバイスが多かった。この苦しみを超えて目の前のお客様のために尽くすべし。2016/07/07
パフちゃん@かのん変更
66
アドラー心理学による人生相談。10代から60代まで様々な年代の人の人生相談にQ&Aの形で答える。自信がないという10代から認知症の親への対応に戸惑う60代まで88の具体的なQ&A.読みやすく、すぐ読めます。結局、他人の課題には立ち入れないし、自分のことは自分で決断するしかない。トラブルの原因探しをするよりも、これからどうしていきたいかを考えるほうがいい。2016/08/06
KAKAPO
53
人は、生きるために働いているのであって、働くために生きているのではありません。働くことは人生の課題の一つではあっても、働くことだけが人生ではありません…他の人がどう思おうと、一番大切なことは、自分の人生を生きること…自分が仕事で貢献していると思えたら、上司や同僚から認めてほしいという意味での承認欲求は消えます。依存していれば、他者のに認められようとするために生きることになりますから、自分の人生を生きられないことになってしまいます。自分の仕事の価値はいかなる評価、承認に先行して、まずは自分で認めるものです。2016/11/22
にいたけ
23
弱った心にズバズバと答えを与えてくれる、勇気を与えてくれた本。Q&A方式で読みやすい。つっけんどんに思えるが考え抜けば行き着く答え。優しく寄り添う本と違う。自分の課題をやるのみ。2020/12/13
Shinchan
20
身近で自身も悩んだこともあることや周りで悩んでいる人が必ずいるだろうと思われる事(質問)に対してどのようにしたら良いかをアドバイスしている。身の回りの具体的な事例を扱っているので分かり易い。2016/07/17