出版社内容情報
誰もがいつかは迎える死の前に必要なこと、心がけるべきことを、葬儀社勤務経験のある著者ならではの実用的な情報とともに記す。
内容説明
「死」を病院や葬儀社に任せる時代はもう終わった。親が倒れた時のシミュレーションから、「葬儀」や「墓」の準備、「エンディングノート」の作成に至るまで、家族でどのように進めるのがいいのか。葬儀社勤務経験のある著者ならではの、細やかな神経の行き届いた具体的プランを提示。
目次
第1章 「もしも」の必須事項(「終活」の要素は?;あなたが突然倒れたら ほか)
第2章 お葬式の準備(昨今のお葬式事情;お葬式の流れ ほか)
第3章 お墓の準備(お墓は家の未来予想図;昨今のお墓の多様さ ほか)
第4章 エンディングノートを書く(エンディングノートの要素は?;必須4大項目 ほか)
著者等紹介
奥山晶子[オクヤマショウコ]
1980年山形県生まれ。新潟大学人文学部行動科学学科卒業。新卒で葬儀業界を2年間経験した後、出版業界へ。2008年、ミニコミ『フリースタイルなお別れざっし 葬』を発刊(発行人名義:おもだか大学)。簡易なつくりながら日本初の消費者向け葬儀実用誌として一部で話題になり、葬儀ライターとして活動を始める。2013年より「葬送の自由をすすめる会」理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あらたん
53
終活に向けて何を考えなければならないかを具体的に書いた本。著者がまだ若いからか、終活をする親を見つめる子ども目線での記述が多かったように感じる。一言で終活といっても、やることは介護、葬儀、墓、財産相続などいろいろある。時間をかけて少しずつ進めていかなければならないと感じた。2025/01/03
kinoko
3
3.52015/10/27
kaz
1
葬儀、お墓、エンディングノートという構成だが、親子双方から見た終活について、実例や関連する企業の実際の取り組みも織り交ぜながら、わかりやすく説明してくれる。2013年発行とちょっと古いが、終活の手引きとしては非常に参考になる。 2020/02/04
Takuo Iwamaru
0
山田詠美の短編小説「最後の資料」には、登場人物が、病で死にゆく自分のことを「今回のケース」とノートに記述していた、という場面があります。もはや「次回」など無いのに…/本書『「終活」バイブル』の「はじめに」で教えてもらったのですが、ここ10年の間に死に関する出版物は随分増えたようです。それに相まって、構えずに自分の死後について考えることは珍しくなくなっているようで、本書読後は、自分の死を必要以上に恐れず、まさに「今回のケース」として考えてみたくなると思います。僕自身、エンディングノートを書きたくなりました。2013/09/04
MANGA
0
昨年父が死んでからいろいろこの手の本を読んだので、ある程度ここに書いてあることは予想できた。「葬送の自由をすすめる会」にも加入しているし。「散骨」「手元供養」「エンディングノート」については、他に詳しく書いてある本もある。あくまで終活の教科書みたいな本だった。よくまとまっている。2013/11/01
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