中公新書ラクレ
日本人はどのように仕事をしてきたか―名著で読み解く

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  • サイズ 新書判/ページ数 310p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121504029
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C1234

内容説明

仕事・給料・能力の来歴を知ろう。戦後「日本人の働き方を変えた」13冊を取り上げ、書評とともに、当時の社会を描く。『日本の経営』のアベグレン氏、『職能資格制度』の楠田丘氏、『日本の熟練』の小池和男氏など、名著の著者との往復書簡を通してカリスマの現在の視点を知る。新しい「働き方」を模索する一冊。

目次

1 戦中~戦後という奇跡的な時代環境が協調経営を形作った
2 欧米型vs.日本型「人で給与が決まる」仕組みの正当化
3 「Japan as No.1」の空騒ぎと、日本型の本質
4 栄光の余韻と弥縫策への警鐘
5 急場しのぎの欧米型シフトとその反動
6 雇用は企業ではなく社会が変える

著者等紹介

海老原嗣生[エビハラツグオ]
1964年生まれ。大手メーカーを経て、リクルート人材センター(現・リクルートエージェント)入社。広告制作、新規事業企画や人事制度設計などに携わった後、リクルートワークス研究所へ出口。『Works』編集長に。専門は、人材マネジメント、経営マネジメント論など。2008年に、HRコンサルティング会社、ニッチモを立ち上げ、代表取締役に就任。リクルートエージェント社フェローとして、同社発行の人事・経営誌『HRmics』の編集長を務める

荻野進介[オギノシンスケ]
1966年生まれ。89年一橋大学法学部を卒業し、PR会社の知性アイデアセンター入社。2001年リクルートに移り、ワークス研究所にて人事専門誌『ワークス』編集業務に携わる。04年同社を退社、フリーのライター、編集者として活動する一方で、08年7月より、人事関連の編集業務とコンサルティングを行うニッチモに所属。『プレジデント』『日経ビジネスオンライン』などで執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kenitirokikuti

8
購入した増補版と比べるため、この旧版を図書館で借り直した。うちの近隣で、増補版が置いてある公立図書館は、キッコーマンの野田市と、流通経済大(出資は日本通運)のある龍ケ崎市であった。著者は元リクルートのひとで、やっぱ民(この場合は大企業)と官とは距離があるな▲小泉政権(with竹中平蔵)批判、反新自由主義、みたいなのは正しいのだが、下の方では独占資本対民衆みたいな古い感覚で受け取られがちである。女の非正規が増えたのは、中高年正社員男性の給料が下がって、妻がパートに出ねばならなくなったから。2021/03/14

kenitirokikuti

7
図書館にて。労働の問題っての、立場的に子どもは関わりづらいし、俗論が多い分野だし、党派的なイデオロギー論争に引きづられやすいし…。人の価値とは何なのか? 何かをしてお金を貰うときその額は何で決まるのか? 買う側、雇う側はほれをどう決めるのが適当なのか? 力ある者に簡単な仕事を頼む場合、高く払うのか低く払うのか? 反対に、残業代が出ないことをどう見ればよいのか。またどうすべきなのか? 保有資産額と、職業能力の高低は直結しないが、では人の価値とは何で決まるのか? …本書はそうした問題を洗い直すのに有用2020/10/20

kouich

5
よく、「歴史に学べ」と言われますが私は何百年も前の歴史ではなく 近代の歴史に経営のヒントが隠されていると思います。 その点この本は日本の近代史を知る為の良書だと思います。2012/08/01

セクシー先生

4
仕事の価値観というか、働き方について、 いろいろな本が他店的に論じていますが、 この本は秀逸。 模索しまくっているところがね。2012/07/27

takao

3
ふむ2024/04/07

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