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中公新書ラクレ
生の暴発、死の誘惑―「生きがい」を見失うとき

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121503640
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C1247

内容説明

年間3万人以上が自ら命を絶つ国、日本。生にもがく人々は、自らを滅ぼすか、突然暴発する。豊富な臨床例や小説、映画、サブカルチャーを参考に、現代の「生きにくさ」について検証する。

目次

第1章 生きる苦しみ
第2章 死への誘惑
第3章 無力の王
第4章 家族という呪縛
第5章 病いの中で
第6章 酔生夢死
第7章 破壊への意思
第8章 旅の力

著者等紹介

岩波明[イワナミアキラ]
1959年神奈川県生まれ。東京大学医学部医学科卒業。医学博士。東京都立松沢病院を始め、多くの精神科で診療にあたる。東京大学医学部精神医学教室助教授などを経て、2008年より昭和大学病院精神科准教授。主な研究分野は、うつ病の薬物療法、統合失調症の認知機能障害、精神疾患と犯罪など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しば

3
図書館本。タイトルに惹かれて。確かに臨床例も多かったけれど、なんだろう、少し、期待していたのと違った。適応障害とディスサイミアの違いは良くわかった。ダブルバインドは大学でも習ったのだが、、、仮説なの?え?と、疑問。2015/01/15

ceskepivo

1
自殺を防ぐには、相互監視的で厳罰を好む日本社会を、柔らかな雰囲気に変化させ、些細な失敗に対してこぞって声高にバッシングするような風潮を改めなければならない。福田和也氏は、「戦後の日本は勉強のできる人、平和を愛する人を国家を上げて育てようとしたが、人格を陶冶し、心魂を鍛えることを怠ったため、人間としての器量の大きな人が見られなくなった」と指摘。日本人には、辛い状況がある人が目の前にいても、その人が自分の「集団」の外部の存在と認知されると、救いの手を差し伸べようとしない傾向がある。2011/08/22

ひかるちん

1
タイトルの「死の誘惑」部分に興味ひかれて購入。そういう意味では少々期待外れ。しかし最後に本の裏表紙「現代の生きにくさについて検証」を読んで納得。それなら内容と合致する。だが症例、または参考文献からの引用に対し、深く検証されているとは思えなかった。日本に起きている、誰もが感じていることを言語化した感じ。お陰で気付かされた部分も多いけれど…。個人的にはエヴァの碇シンジくんやATフィールドの辺りは、分かっていても面白かった。2011/09/11

94867829

0
まじめに書いてこれなのか、わざとなのか。途中で読むのやめた。2016/02/24

フィ

0
重度のうつ病とは違う、軽度うつ病とされる気分変調症の人の多くの事例が取り上げられていた。抗うつ剤等の薬剤があまり効かず対処の難しさが分かる。要因は、家庭環境、仕事環境、本人の意識や性格等など実に複雑であったが、病状とともに、本人の人生といった生き方の問題解決が大きく影響するため、医師としても対処が難しい現状のようだ。医師であり人生指南役でもある人材が多く必要となっている。2013/07/28

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