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中公新書ラクレ
育成力

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  • サイズ 新書判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121503114
  • NDC分類 782.3
  • Cコード C1237

出版社内容情報

伸ばす、戦力に鍛える―育成に定評ある陸上監督が、多彩なシーンに応じた言葉や態度を紹介し、人材活用の要諦をわかりやすく示す

内容説明

有森裕子、高橋尚子…。豪放磊落な性格と、「ほめて育てる」名指導で知られる著者の金言至言が一冊に。人を育成する立場に立つすべての人にヒントをもたらす、人材活用の指南書。

目次

第1章 育成力は人間力(キャッチボールをしたときのことで、考えてみよう;ホメ上手と言われるくらいがいい;父親の態度こそ、子どもへの一生の宝になる;元気を出させる方法は、人それぞれにある ほか)
第2章 教えられながら、教える力を身につけていった(自信こそ人生の宝物だ;アベベの足のウラはフワフワしている;「かけっこ」をしていれば楽しかった;やんちゃ時代に得た、「がんばる」という思い ほか)
第3章 夢を追いかけているうちに

著者等紹介

小出義雄[コイデヨシオ]
マラソン・中長距離選手の指導者。1939年、千葉県佐倉市生まれ。高校卒業後、苦学のすえ順天堂大学へ入学し、箱根駅伝に3回出場。千葉県立佐倉高校、船橋市立船橋高校などで教鞭をとったのち、リクルート、積水化学の陸上部監督を務める。2002年12月に佐倉アスリート倶楽部を設立し、その活動に専心。女子選手育成に定評がある。有森裕子(バルセロナ五輪女子マラソン銀、アトランタ五輪女子マラソン銅)、志水見千子(アトランタ五輪5000メートル4位)、鈴木博美(アテネ選手権女子マラソン優勝)、高橋尚子(シドニー五輪女子マラソン金)、千葉真子(パリ選手権女子マラソン銅)ほか多数を育成。市民ランナーのバイブルサイト「小出道場」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シャボン玉

17
「一度失敗したからといって、落ち込む必要なんてない。そこから人間は変わることができるのだから。」2016/06/19

ボルボン

12
有森裕子のエピソードがいいね。この人は完全に努力型の人間で、一時は実業団への入団を断られていた。なんとか入団できてもやはり遅かった。しかし、気持ちがものすごく強くて小出監督もそれに影響されていった。有森さんにとっては小出監督との出会いが転機だったというのだろうが、逆もまたそうなのだろう。強い心を持っていれば応えてくれる人が絶対にいるんだ。そう思えました。2015/04/19

壱萬弐仟縁

9
褒めて伸ばすことで、著者は見事に五輪でメダリストを育成した。説得力がある。子どもを褒めるな、と銘打った本もあるが、人間がやる気を維持できるには褒めることなくして難しいであろう。Qちゃんは素直なタイプだったからこそ、メダリストにまでなれたということである。また、物事を悪い方にとらないように、というのは、次の成功のためには割り切りも必要ということだろう。メンタル面で教わることの多い本である。試合にせよ、受験にせよ、やる前に結果は見えている。受験の世界と共通するところも多いスポーツの世界。2013/05/23

open

8
育成とは人間を知ることだ。そして、「君ならできるよ」と信じてあげることだ。この言葉がすべてだと思った。2015/05/16

tulip

2
■指導者はホメ上手と言われるくらいがいい。能力を発揮させるには自信を持たせることが大事になる。自信を持たせるには指導者が上手にホメることに尽きる■性格に輝きがあると監督も「この子を強くしてあげたいな」と思うようになる。言動でそれがわかる。そう思わせる性格の選手は強くなっていく■やる気のない子にやる気を出させる一番の方法とは「話をする」ことだと思う。言葉によって曖昧になっているその子の目標を一緒に探してあげる■おまえには強運がある、と伝えてあげる■生きる力を教えることこそ教育の本義2019/05/21

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