中公新書ラクレ
心と遺伝子

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121502131
  • NDC分類 467.2
  • Cコード C1245

出版社内容情報

浮気は遺伝子による振る舞いである! など、最新の行動遺伝学を通じて描かれる、瞠目の人間像。我々は環境によって変わりうるのか?

内容説明

浮気・食欲・子育て・睡眠・恋愛…。これらの行動は、遺伝子レベルで精緻にコントロールされていた!世界レベルの研究者が、最新遺伝学をやさしく解説する。21世紀の新常識入門書。

目次

第1章 浮気してしまうのは、好色遺伝子のせいか?―DNAとRNAの情報のやりとりには文法がある
第2章 太る・やせるも遺伝子から始まる―アミノ酸の配列が一つ違うと行動が変わる
第3章 母親の愛は子供を強くしてくれるのか―ストレスと脳の海馬との密接な関係
第4章 母親の愛はどのようにして子供に伝わるのか?―四つの塩基が人生を変えていく精緻極まりない仕組み
第5章 眠りのリズムを刻む遺伝子―環境の変化に応じて生活リズムを巧みに調節
第6章 脳と遺伝子で見えてくる、男女の差と同性愛―ネジの締め方一つで心の性が変化する

著者等紹介

山元大輔[ヤマモトダイスケ]
東北大学大学院生命科学研究科教授。1954年、東京都杉並区生まれ。78年に東京農工大学大学院農学研究科修士課程を修了。理学博士(北海道大学)。三菱化学生命科学研究所脳神経生理学研究室主任研究員、米国ノースウエスタン大学医学部薬理学教室博士研究員、科学技術振興事業団山元行動進化プロジェクト総括責任者を経て、99年より早稲田大学教授となる。2005年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

void

3
【★★☆☆☆】実験や伝達物質の経緯・影響過程とか、科学的にしっかりした記述な分、読み進める気力がわかなかった。「加齢後の脳機能の低下が、生後一週間の母親のケアの仕方次第で大いに違ってくる」(108頁)といった、「母親のそだて方次第で子どものストレス耐性が一生にわたって左右される」という3章の話は興味深いが、ラットの実験をどこまでヒトに適用できるのかは気になる所。ただでさえ動物より環境から受ける影響が大きいのに加え、経過をみるにも時間がかかりすぎるし難しいんだろうなあ。2013/09/13

ほっけ

0
遺伝子はどこまで関係しているのか、人間ではまだわからないことでもマウスなどで実証されたことまで書かれていて読んでいてとても面白かったです。2014/04/17

ひつじ

0
最初の章のテーマが浮気は遺伝的かで出てくるタンパク質がバソプレシンという高校レベルの簡単なものの時点でこの人話上手いんだろうなと思って読み進めたけど、説明もわかりやすくてサクサク読めた。内容も遺伝が行動に与える影響や、逆に行動が遺伝子に与える影響を解説してて面白かった。2014/01/16

遥希

0
わかりやすく、面白く、遺伝子の仕組みとその遺伝子の示す表現型が記されていた。冗談も上手くて読みやすかった。2014/01/16

0
とっつきやすく始まって、だんだんと専門的になっていった。キイロショウジョウバエが大活躍。2013/07/18

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