出版社内容情報
現代人のマナーは低下したと、嘆息する声が大きい。しかし、今ほどマナーに過敏な時代もない。気鋭の社会学者による〈反常識〉の一冊。
内容説明
電車内の暴力、ケータイ利用のトラブル…マナー悪化を憂える声は多いが、今ほどマナーを気遣い、監視の目が厳しい時もない。若者の人間関係を解読し、「マナー神経症」の処方箋を探る。
目次
第1章 マナーの悪い人びと?
第2章 仲間か否か―思いやりの落差
第3章 ケータイが仲間関係を不安定にするわけ
第4章 キャラ的人間関係のかよわい紐帯
第5章 「荒れる成人式」はなぜ起きるのか?
第6章 「優等生」の苦悩―「ひきこもり」を事例に
第7章 キレる「お客様」
終章 たかがマナー、されどマナー、でもやはりたかがマナー
著者等紹介
森真一[モリシンイチ]
1962年神戸市生まれ。皇学館大学文学部コミュニケーション学科助教授。専門は、知識社会学、理論社会学。神戸市外国語大学卒業後、関西学院大学社会学部卒業。同大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)
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