内容説明
戦後の新制大学発足以来の変革と言われる大学法人化が、二〇〇四年四月から始動。この変革の意義と今後起こりうる問題とは?当事者取材を元に、改革の源流を掘り起こしながら探る。
目次
法人化の見取り図―泣いた人・笑った人
伏線(行政改革の波とグローバル化の波;新構想大学・筑波の挑戦と挫折;東大医学部・97年の反乱)
文科省と国立大学の関係を問う
国立大学協会の無為無策
東大だけが生き残るのか
「経産省VS文科省」という底流
著者等紹介
中井浩一[ナカイコウイチ]
1954年東京都生まれ。京都大学文学部卒業。現在国語専門塾「鶏鳴学園」代表。30代にはヘーゲル哲学研究に没頭し、牧野紀之氏のもとで「生活のなかの哲学」を学ぶ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。