出版社内容情報
アメリカで始まった「保守主義革命」は今、世界を席巻しつつある。影響力を拡大していく姿を詳細に描く
内容説明
アメリカで始まり、「アメリカ化」という形で世界を席巻する保守革命。リベラリズムと対峙しながら思想運動として起こり、やがて現実の政策へと影響力を拡大していく発展過程を詳述する。
目次
第1章 戦後の保守主義のルネッサンス(アメリカのリベラリズムと保守主義思想;二人の保守主義思想のゴッドファーザー ほか)
第2章 保守主義思想とレーガン革命(思想運動から政治運動へ;保守主義思想の政治の代弁者たち ほか)
第3章 レーガン革命と冷戦後の保守主義運動(未完のレーガン革命;一九九〇年代の保守主義の思想闘争 ほか)
第4章 新しいエスタブリッシュメント―ネオコンの群像(ネオコンの創始者たち;ネオコンたちの思想的変遷 ほか)
第5章 ブッシュ政権と二一世紀の保守主義(ブッシュ政権の樹立と政策;ブッシュの経済政策―レーガノミックスの再現 ほか)
著者等紹介
中岡望[ナカオカノゾム]
ジャーナリスト、国際基督教大学非常勤講師。1971年、国際基督教大学卒。東京銀行(現東京三菱銀行)を経て東洋経済新報社入社。『週刊東洋経済』記者、英文雑誌『Tokyo Business Today』編集長などを経て2002年退社。81年、フルブライト奨学金でハーバード大学留学、93年、ジェファーソン奨学金でハワイ東西センター留学。02~03年、ワシントン大学(セントルイス)ビジティング・スカラー
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感想・レビュー
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ハンギ
1
アメリカの保守主義について総花的に解説を試みた新書、労作だったと思いますが、やや踏み込みが浅いかもしれないですね。政治の場面か、それとも理論、著作の解説どちらかにした方がよかったと思いますが、僕のような初心者にはどういう人がアメリカ保守界隈で有名なのか分かって便利でした。 本質的に同意ができないのは、保守主義とはいったい何か、という点がおざなりになっていて、ネオコンでもなく、レーガンでもなく、ブッシュでもない、という否定神学を作り上げちゃった印象。レーガンまでは分かりやすかったのですが。2011/12/07
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