内容説明
誹謗中傷罵詈雑言。殺伐とした国・日本の殺伐とした巨大匿名掲示板。インターネットに寄せられた膨大な声を“女子供文化評論家”の著者が読み解く。あなたは「ネット向き人間」か否か。
目次
１章 「２ちゃんねる的なるもの」とは何か（あなたは「ネット向き人間」か否か；燃やすに事欠いて広島平和記念公園の折り鶴かよ！？）
２章 折り鶴オフとは―台詞で読み解くインターネット（言い出しっぺ；「どうせ無理だから」まず行動 ほか）
３章 「反戦思想」の消滅（「過ちは繰り返しません」；大衆娯楽の「光」と「影」 ほか）
４章 「殺伐」とした国・日本（２ちゃんねるの悪名；「お金」と「誠実さ」の距離 ほか）
終章 大人がすべきこと（ネットだからできること；しない善よりする偽善 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どすきん
2
2/3位は何を言っているか分からない。「『スラムダンク』が女子に受けるのは、少女漫画のフォーマットてま描かれているから」という見方は面白い。確かに漫画誌は1/3くらいしか読まないし、私の場合『スラムダンク』は読まない方に分類されているなぁ。という具合に「漫画で例えてもらう」と理解度が増すのは、大人的にマズイんだろうなぁ。2016/04/26
あいくん
2
☆☆☆２００３年に書かれた本です。インターネットの問題はこの頃よりも深刻になっています。荷宮さんはこの本の中で２チャンネルを攻撃していますが、わたしが読書メーターなどで荷宮さんのレビューをみると、読むに耐えないものが多いです。プロフィールに「嫌いなもの＝荷宮和子」と書いている人もいました。なぜこの人は嫌われるのか、嫌いなのに著書を読みレビューを書くのかは不思議です。インターネットの差別的な書き込みは、日本人の男の高学歴で低所得な人物がしているのではないかと指摘を荷宮さんは言います。2014/07/17
茎沢
1
義兄本。2003年の本なので、もう一昔前。ねらーとか聞かなくなったなぁ。躊躇いもなく軽い気持ちで残酷なことを描いたり見たりするのが戦後生まれ世代の特徴っぽい。まさにグロ好きの私じゃないか。グロい話ここ最近ほんと多いしみんな似たような感覚の持ち主なのかな。なんか心に残った所→「たとえどんなにがんばっても、日本人には、こんなに完璧な憲法を作り上げることはできないように思える」「たとえどんなにがんばっても、アメリカ人には、こんなに完璧な憲法を実践することはできないように思える」2015/12/02
ブロッコ・リー
1
匿名ネット掲示板のネガティブな事象だけを筆者の類い希な情報読みとり力の「無さ」を用いて描いたトンデモ本。読む価値は「反面教師として」なら十分にある。ついでにこんな粗雑な思いつきを新書にまとめあげた出版社の編集やマーケティングの巧みさを知ることができる好著。（でもこういう駄本のせいで読者が減るということをラクレさんは認識していたんだかねぇ？）
yamikin
1
本書の存在意義が分からない2007/03/04
