中公新書ラクレ
石油地政学―中東とアメリカ

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  • サイズ 新書判/ページ数 257p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121501110
  • NDC分類 568.09
  • Cコード C1231

出版社内容情報

イラク復興、ロードマップ、石油利権の行方…混迷する中東情勢をアメリカとの関わりを軸に読み解く。

内容説明

サウジ過激派の暗躍、イスラエルとアラブの経済関係―新聞・テレビでは報道されない事態が中東では進行している。最新情報を元に「中東」と「石油」の現在と将来を読み解く。

目次

1 「中東の変革」を目指すブッシュ政権
2 アメリカを悩ますイラクの抵抗運動
3 難航するイラクの復興事業
4 イラク石油産業の行方
5 対米関係を見直すサウジアラビア
6 改革の要求に揺れるサウジ内政
7 悪循環の続くイスラエル・パレスチナ
8 守勢に立たされる中東諸国
9 祖国を憂える在外イラク人達
10 高まる中東諸国の日本への期待

著者等紹介

畑中美樹[ハタナカヨシキ]
1950年東京都に生まれる。74年慶応義塾大学経済学部卒業後、富士銀行入行。調査部などを経て、80年(財)中東経済研究所出向。83年いったん富士銀行復職後に同行を退職し、(財)中東経済研究所入所。同研究所カイロ事務所長、主任研究員を経て、90年同研究所退職。(財)国際経済研究所次席研究員となり、97年主席研究員。世界銀行短期コンサルタントなどを経て、2000年(財)国際開発センター・エネルギー・環境室長に就任、現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くりのすけ

2
石油地政学というよりは、イラク戦争後の石油利権の情勢と動向がまとめられている一冊。石油を地政学観点から考えるわけではなかった。ほとんどが、アメリカから見た観点だった。2013/12/17

シノウ

1
イラク戦争当時に書かれた本で、アメリカの中東戦略とイスラエル、サウジの思惑について取り上げられていた本。日本はあの戦争に後方支援という形で参加したが、本当に必要だったのは民生支援だったのではないかと思う。果たして、本当にあの支援が正しかったのか、結局湾岸戦争以後のビビリ外交の結果なのだとわたしは考えているが…。 現在も、シリアの厳しい状況が続く中いつ同じ轍を踏むことになるかわからない。自衛隊派遣の意義を吟味することは非常に重要である。2018/10/30

一分前

1
石油地政学といってもほとんどがイラク、あるいはサウジアラビアに対しての記述が多い。特にイラク戦争後の状況にはページをさいている。多くは石油資源をどのように活用するかについてだが、その話し合いがアメリカ主導であるのでイラク戦争が資源のためのものであった印象が否めない。戦争後イラクに導入された民間企業について多少言及されているのが、現在民間軍事会社が幅をきかせている現状をてらしあわせると気になった。テーマでないので仕方ないがイスラム原理主義者あるいは過激主義者への中途半端な扱いが残念。2014/02/23

ろーじゃ

0
アメリカと中東の石油資源をめぐる記述が殆どでした。最後の方に日本と中東の関係もありましたが、地政学からの分析がなされていたとは言い難かったです。2013/03/09

中島直人

0
イラク戦争直後の考察。この時点で既にアメリカの占領政策における準備不足は明らかだった。だが、未だ何とかなったはずなのに、何故ここまで混乱を極めることとなってしまったのか。2011/11/08

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