出版社内容情報
好評の第四集。2003年上半期の竹内筆を大きな活字ですべて収録しました。「天声人語」を超えます。
内容説明
対イラク戦争では「情」と「理」のはざまに揺れ、高齢社会に現れた新しい「ことわざ」を追い、アザラシのタマちゃんが鏡となって映す世相を覗く…。達意の文章が捉えた時代の貌。
目次
子供叱るな来た道じゃ、老人笑うな行く道じゃ
人生は川の流れとタマがいう
サルの毛を抜け
赤い糸夫居ぬ間にそっと切る
「ここはエレベーターですか」「ぼくの家だ」
大きなことを言うようですが、春風亭柳昇といえばわが国では…私ひとり
私は神と会う覚悟ができている。私に会うという試練への心構えが、神の側にあるかどうかは別にしても
女事に賢人なし
おとこざかりは百から百から
要領のいい人は速足の旅人に似ている。…人より先に到着できる代わり、道ばたの肝心なものを見落とすのだ〔ほか〕
著者等紹介
竹内政明[タケウチマサアキ]
読売新聞論説委員。1955年、神奈川県生まれ。79年、北海道大学文学部哲学科、宗教学専攻卒、読売新聞に入社。長野支局を経て、東京本社・経済部で財政、金融などを担当。98年に論説委員会に移り、2001年7月から朝刊1面コラム「編集手帳」を担当
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinupon
34
改めてこの年を思い出しました。コラムは著者の感性が一番大事ですね。読んでいてきらりと光る物があります。2015/01/31
KAZOO
6
2003年の上半期分です。積んどいた本をまた手に取り始めました。この時期に筆者はかなり薬のお世話になったようです。イラク戦争が始まった時期で、どのような話題にするかかなり悩まれたようです。いつも思うのですが天声人語よりも短いけれど文章に接してみて、かなりこちらのほうが文章が凝縮されていると感じます。2014/04/16
koishikawa85
1
2003年の上半期。イラク戦争、りそな銀行への公的資金注入。すでに景気は回復傾向だが、「構造改革よりも景気を重視しろ」と読売らしい論調が続く。2013/12/21
-
- 和書
- アダム・スミスの経済理論