中公新書ラクレ<br> あたまわるいけど学校がすき―こどもの詩

中公新書ラクレ
あたまわるいけど学校がすき―こどもの詩

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  • サイズ 新書判/ページ数 231p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121500410
  • NDC分類 911.58
  • Cコード C1292

内容説明

こどもたちの視線ですくいあげた、214の「日常」。素直でかわいく、時にシカニルで、ちょっと可笑しい…懐かしくって新鮮な「こどもの世界」を、「こどもの詩」の選者・川崎洋がご案内します。

目次

お母さんの子ならどこの国でもいいよ(ひみつばこ;お母さんの笑顔 ほか)
レストランで働くお母さんにお父さんが一目ぼれしちゃいました(たん生日;ゆうちゃん ほか)
ぼくがトンボだったころ(かぶとむし;かさ ほか)
あたまわるいけど学校がすきです(ともだち;給食の牛乳 ほか)
冬休みに冬眠したい、でも雪が降ったら起こしてね(山;てんきよほう ほか)
人間なんて変、命がなくちゃ生きていられない(夢;冷やし中か ほか)

著者等紹介

川崎洋[カワサキヒロシ]
1930年東京都生まれ。西南学院専門学校英文科中退。53年同人詩誌『櫂』を茨木のり子と創刊。61年以降文筆活動に専念。日常の日本語が持つ豊かな世界を愛し続け、詩作のほか放送脚本、エッセイ、方言研究、童話など幅広い執筆活動を続けている。詩集に『ビスケットの空カン』(花神社・高見順賞)など多数。97年紫綬褒章受章
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おはなさん

6
疲れた時にたまに開く。成人して手が離れてきた子どもの小さい頃を思い出して。もっと一緒の時間を大事にすれば良かったと泣きそうになる。自分にとって、あたたかくて寂しい本。2021/10/17

ヒラP@ehon.gohon

5
子供たちの視線、子供たちの考え、子供たちの思いが飛び跳ねている詩集です。 思わず涙ぐんだり、微笑んだり、考え込んだり…、でも子供たちがとても素晴らしい詩人であることに感動しました。 こういう子供たちの言葉があるから、読み聞かせを続けているんだろうな。 小学校で読み聞かせをしているお母さん(ときどきお父さん)、この本はナットクですよ。 この子供たちのきらめきを大切にしていければ良いと思いました。2013/04/26

neimu

5
要は子どもの詩。最初題名だけ見た時、ドキッとしたけれど。子育てをしてみて、娘が中学生となった今、こんなかわいいことを言っていた時期があっただろうかと想い出をなぞりながら胸が熱くなる。選者のひと言もぴりっと効いていていい。双方が相まって一つの作品のよう。2012/06/29

ちゃんいー

5
これは泣いてしまいます。かなり良かった。子供の学年と、先生のコメントがさらに想像をかきたてて、幸せな気持ちにしてくれる。VOWに載ってた面白い詩もたぶん2つ入ってました。2009/11/02

ねこ

4
読売新聞<こどもの詩>に紹介された子どもたちの詩を纏めたもの。秋田谷健人くんの「ねるところ」という詩にまいりました。健人くん、引用させてね。/ぼくはお兄ちゃんだから1人でねるんだよ ひろと(おとうと)はまだ小さいからおかあさんとねるんだよ でもおかあさんはときどき おとうさんともねるんだよ おかあさんは人気があるんだよ/人気もののお母さんにぶらぼ~♪ 健人くん、きみはよく観察してます。二重丸!2015/09/16

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